v11.0
- ID:
- 29051
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1119
- 見出し:
- 新美南吉:童話題材に陶板づくり 安城・志貴小の全児童158人
- 新聞名:
- 毎日JP
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/feature/news/20131119ddlk23040070000c.html
- 写真:
- -
- 記事
-
◇クラスごとに感想画描き、持ち寄り全体画に仕上げ
安城市柿碕町の市立志貴小学校の全児童158人が、市ゆかりの童話作家・新美南吉の童話「牛をつないだ椿の木」を題材にした陶板づくりを始めた。
南吉生誕100年記念の取り組みで、来年2月に校庭に植えたツバキの木のそばに飾る。
この童話は明治時代に貧しい車引きが金をためて、旅人のために街道に井戸を掘るという物語。
児童たちは4月から国語の時間に本を読み、図工の時間に思い思いの感想画をクラスごとに描いた。
その絵を全校で持ち寄って組み合わせ、畳1枚ほどの全体画(縦1メートル、横2メートル)に仕上げた。
花が咲いたツバキの木に1頭の牛がつながれ、そばで子ども2人が水を飲んでいる風景だ。
これを30センチ四方の18ブロックに分割し、全校児童の担当ブロックを決めた。
15日は地元の陶芸家、鈴木博章さん(70)の指導で、粘土で制作した。
体育館でブロックごとに約2時間ずつ取り組み、30センチ四方の板の上に各ブロックの絵を形作った。
粘土の作品は鈴木さんの窯で素焼きにされたあと、12月11日に6年生が釉薬(ゆうやく)を塗り、年末までに本焼きに入る。
5年生の西田仁志さんは「ツバキの花を形作るのが難しかったが、面白かった。
南吉の作品がいつまでも伝わるといい」と話した
fff: