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- ID:
- 28809
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1019
- 見出し:
- 県木連呼び掛け 初の「九州材」商談会
- 新聞名:
- 大分合同新聞社
- 元UR(アドレス):
- http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_13821392948.html
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- 記事
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大分県木材協同組合連合会(内田幹雄理事長)は18日、関西・中国地方の木材販売業者を招いて「九州材」を売り込む商談会を北九州市の大分県木連小倉市場で開いた。
県木連の呼び掛けで九州7県の関係者が初めて連携、大口の需要に対応できることを全国のバイヤーに意識付ける狙いがある
。
国産材は長らく輸入材に供給量で太刀打ちできなかったが、円安の影響で需要が高まっていることを追い風にして九州材の消費拡大を目指す
商談会には呼び掛けに応じた九州各県の約30事業者が計約2500立方メートルの木材を集荷した。
約100人のバイヤーが集まり、ほぼ完売した。
久我市売(くがいちうり)木材(大阪府)の岡茂治社長は「九州は求める品質も量も満たせる場所」と取り組みを歓迎する
県によると、全国に先駆けて戦後の拡大造林政策に取り組んだ九州は、多くの木材が伐採期を迎えている。
2012年の年間素材生産量は440万立方メートル。
全国の4分の1の量がある
スギなどは全国最多の生産量があるが、製材所ごとの取引が主だったため、安定供給が課題で、大口需要に対応できる仕組みづくりが求められていた
県組織として市場を持つのは九州で大分のみ。
以前から九州全県を相手に取引していたこともあり、旗振り役として今回の商談会を実現させた。
足立紀彦県木連専務は「ようやく第一歩を踏み出した。
九州の林業にとってプラスになる。
継続したい」としている
大分県は08年に九州地方知事会で九州材の利用促進を提案した経緯がある。
県林産振興室は「九州が全国の木材供給基地となるよう支援したい」とする。
大量生産とコストダウンを実現できる構造改革や品質確保策を進められるかが課題となりそうだ
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