v11.0
- ID:
- 28799
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1018
- 見出し:
- 山の手入れ 後押し 放置木材 2倍で買い取り
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20131018/CK2013101802000135.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
秩父地方の森林所有者でつくる「秩父広域森林組合」は十二月から、秩父市など五市町の山で森林伐採後に放置されている「端材(はざい)」などの木材について、実勢価格の二倍程度で買い取る実証実験を始める。
森林所有者個人が持ち込む場合に限り、組合が代金を支払う。
所有者が山を手入れ
する機会を増やし、放置木材を減らすのが狙いで、災害を防ぐ効果も期待できるという。
(羽物一隆)
商品として流通する木材は長さ三~四メートルで、真っすぐな物にほぼ限られる。
長さの短い端材や、傷があったり曲がったりしている木の多くは山に放置され、大雨などでふもとに流出すれば、民家などに被害が出る恐れもあるという
今回の実験は「ちちぶ木の駅プロジェクト」と題して実施。
十二月~来年二月の各月三日間を買い取り期間とし、毎月計五十立方メートルの木材を引き取る。
買い取り額は一立方メートル当たり四千円で、実勢価格の二千~二千五百円より高く設定した
組合は、秩父市商店街連盟事業協同組合が発行するコイン型商品券「和同開珎(かいちん)」で代金を支払う。
市内の加盟店で利用してもらい、地域活性化にも役立てる。
代金に充てる費用は、秩父市など五市町と組合で負担する
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