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- ID:
- 28572
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0906
- 見出し:
- 青谷横木遺跡:木簡が出土 「出挙」返納の念書−−鳥取 /鳥取
- 新聞名:
- 毎日JP
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/feature/news/20130906ddlk31040566000c.html
- 写真:
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- 記事
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県埋蔵文化財センターは5日、鳥取市青谷町青谷の青谷横木遺跡から、平安時代中期に役人が農民に稲を貸し付けた「出挙(すいこ)」の返納に関する木簡が出土されたと発表した。
また、中央役人の馬の世話をする「駅家(うまや)」の存在を示す、馬や人をかたどった祭祀具(さいしぐ)も発見。
古代山陰
道に面した複合的な行政施設があったと推測されるという。
今年4月から、鳥取西道路の建設工事に伴い、約8500平方メートルの同遺跡を調査。
木簡317本、祭祀具3801個が見つかった。
木簡には出挙の利子について書かれたものがあり、返済できない場合は田を返上するという意味の文言が記され、役人が農民に代わって作成した“借金の念書”とみられ
る。
他にも当時の税である租に付けられた木簡なども出土された。
同センターによると、出挙や租の管理などの事務作業は郡の役所が行うため、この地に因幡国気多郡の出先機関があったと推測されるという。
巻物の軸「題籤軸(だいせんじく)」や古代山陰道とみられる道路遺構なども発見。
気多郡の律令体
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