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- ID:
- 28481
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- 木材チップ工場 建設へ
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130828-OYT8T01461.htm
- 写真:
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- 記事
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東吾妻町の林業者や建設業者でつくる「あがつま森林育成事業協同組合」(入江勝郎理事長)は、同町内に木材チップ製造工場を建設する。
間伐材を使って木質バイオマス発電の燃料となるチップを生産し、林業振興につなげるのが目的。
同組合では、納入先に見込む吾妻木質バイオマス発電所(東吾
妻町岡崎)を運営する吾妻バイオパワーと販売価格などを最終調整している。
木材チップ製造工場は、同町植栗の0・7ヘクタールの土地に今年中にも建設予定で、総事業費は約5500万円。
同町は同組合に対し、町企業立地促進条例に基づき、事業費のうち1000万円と、3年間の固定資産税相当額を補助する方針だ。
同組合は、県の「林業県ぐんま確立対策事業」の補助
金申請も検討している。
同町は、2009年1月に「東吾妻町バイオマスタウン構想」を策定。
家畜排せつ物や山林に放置された間伐材(林地残材)の利用目標を定めた。
それによると、町の約8割を占める森林で発生する林地残材は年間約2万3000トンで、そのうち約1万4000トンを発電利用するとしている。
吾妻木質バイオ
マス発電所での利用を期待しての目標だった。
11年9月に運転を開始した同社も当初、同町を含む吾妻郡内の林地残材など未利用材のチップを年間1万8000トン調達することを計画していた。
しかし、「販売価格や安定的な供給態勢など条件面が合わず」(関係者)に、12年10月に実証実験で約30トン利用しただけだった。
木材チップ製造工場が
近くにないことも一因という。
そのため、町内の林業者と建設業者計7社が昨年6月、「あがつま森林育成事業協同組合」を結成。
同社から約8キロの距離に工場を建設することにした。
入江理事長によると、吾妻郡内を中心に森林組合や林業者から未利用材を調達し、日量50トンのチップを生産する計画。
同町の中沢恒喜町長は「
林地残材の利用にメドが立てば、林業振興や森林整備につながる」と歓迎している。
同組合は現在、吾妻バイオパワーと納入量や価格を最終調整中で、親会社のオリックスグループ広報部も「前向きに受け入れを検討している」としている
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