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- ID:
- 28442
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0827
- 見出し:
- 食卓にぬくもりを! 伝統工芸の漆器を普段使いに
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/shopping/column/master/TKY201308230139.html?ref=com_fbox_u
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- 記事
-
木製食器は高価で取り扱いが難しいイメージがあるが、ちょっとした知識さえあれば長年使うことができるうえ、価格も手ごろなものもたくさんあるという。
そんな「普段使いできる伝統漆器」を生み出す紀州の漆器工房直営ネットショップ「みよし漆器本舗」店長に、おすすめ商品をうかがってみた。
伝統工芸を毎日気軽に使う!
弊社は伝統工芸「紀州漆器」の産地和歌山県海南市で、歴世に渡って漆器業を営んできました。
最近ではこれまでに培った伝統を取り入れながら、現代に合った品々を提案しています
木製の漆のお椀や食器と聞くと、なんとなく敷居が高いように思う方も多いと思いますが、じつはいつもの茶碗のかわりとして、ご飯やみそ汁をよそってもらったりと普通に使えるものなんです。
木でできているので、見た目より軽く感じられ、手触りや、唇の口当たりが優しいのが特徴です
また、木製のお椀は熱伝導率が低いので冷めにくく、最後まで温かいまま、召し上がる事ができます。
現在、漆器の品物は実際の小売店では敬遠されているのが現実ですが、ネットショップをはじめてからこれほどまでに需要があるのかと驚いたぐらいです
日本の伝統がご飯をおいしくする弁当箱
一番人気でかつロングセラーの商品は、曲げわっぱ弁当箱シリーズですね。
曲げわっぱとは秋田杉を使った伝統工芸なんですが、それを弊社の伝統技術で漆を何度も塗り込んで美しく、しかも実用的に仕上げました。
杉の木が保湿をしてくれますので、ごはんが冷めてもかたくなりにくくおいしく食べられるん
ですよ。
エコ志向と節約志向が相まって現在でも一番人気です。
最初はアイテム数が少なかったんですが、お客さまのご要望で、大きいサイズ、小さいサイズ、かわいいデザインのものなどさまざまな種類をご用意できるようになりました。
お子さん向けもありますので、ぜひ使っていただきたいですね
茶碗やマグカップも天然木がいい!
また、毎日使うものとして、天然木製の飯椀も人気があります。
茶碗というと陶器が一般的ですが、木の飯椀でごはんを食べると、不思議なことにお米がふっくらと柔らかく感じられるんです。
また、軽くて持ちやすく、割れたり欠けたりしにくいのも特徴です
食器類にもプラスチック製品が多い時代ですが、弁当箱とともに口当たりが優しい、木のぬくもりがうれしい、ご飯がおいしく感じるなどの感想が多く寄せられています。
またマグカップもお茶やコーヒーが独特の雰囲気で楽しめるために根強い人気がありますね
当ネットショップは、高価なイメージの漆器を漆器問屋直売価格でご提供して、漆器のぬくもりをたくさんの人に気軽に使っていただきたいという思いから開設しました。
開店当初こそ出荷数も少なかったんですが、時間がたつにつれて利用される方が多くなっています。
独特の木の感触も楽しめ、普段の食事も
上質なものになりますので、当店の製品をぜひ一度お試しください
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