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- ID:
- 27988
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0625
- 見出し:
- フィンランド社、90%節水スプリンクラー開発-木材建築物向け
- 新聞名:
- 日刊工業新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0920130625eaaq.html
- 写真:
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- 記事
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フィンランドのマリオフ(Marioff、ヴァンター市)は、多層木材建築物向けの新しいスプリンクラーシステム「Hi―Fog」を開発した。
高圧・高速で水を噴霧する仕組みで、微細な霧が熱を吸収し、火炎を短時間で消火する。
消火効果に優れるため、従来のスプリンクラーより最大で90%の節水が可能としている
大量の水をかける代わりに、(1)冷却(2)輻射(ふくしゃ)熱の遮断(3)酸素の不活性化-という三つの手段で消火する。
スプリンクラーと水噴霧放出ヘッドは、特殊な設計のもので特許取得済み。
据え付け作業も容易。
さまざまな火災現場を再現した実験で、高い消火性能を実証しているという
再生可能資源である木材は、屋内の湿気を吸収して屋外に放出したり、生育時に二酸化炭素(CO2)を取り込んだりすることから、森林資源の豊富な多くの国で木造建築の長所が再認識されている
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