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- ID:
- 27913
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0617
- 見出し:
- 磁石に付く木製漆器を開発 木曽漆器工業協同組合
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20130615/KT130613SJI090017000.php
- 写真:
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- 記事
-
塩尻市木曽平沢の「木曽漆器工業協同組合」が、漆にステンレスの粉末を加えることで、磁石に付く木製漆器を開発した。
金属に漆を塗れば磁石に付く器はこれまでも作れたが、木製の品ではできなかった。
下地の強度が高められやすい利点も判明、コスト削減につながる可能性がある。
特徴を生かした商
品開発を目指す
漆器の売り上げが減る中、新しい可能性を探ろうと、鶴見大(横浜市)と2010年から進めた共同研究の成果だ。
ステンレスの板に漆を塗る方法を研究していたところ、漆に粉末を加えて磁石に付くようにする方法を見つけた。
昨年10月に特許を申請した。
木曽平沢の漆器は、地元産の「さび土」などを混ぜた漆を使い、丈夫なことでも評価が高い。
木地に塗る工程を5回ほど繰り返して下地を作っているが、ステンレス粉末入りの漆だと2回ほどで同程度の強度になった。
このため、作業や漆の量が減り、価格を抑えられる可能性がある。
品質も均質化しやすくな
るという。
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