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    ID:
    27727
    年:
    2013
    月日:
    0522
    見出し:
    築150年で化粧直し 茅野の「槻木の舞台」改修へ
    新聞名:
    長野日報
    元UR(アドレス):
    http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=28541
    写真:
    -
    記事
    茅野市槻木区は、区内の大山祇神社境内にある市有形文化財「槻木の舞台」の改修を始める。
    人力の回り舞台を備え、昭和30年代まで盛んに村芝居が演じられてきたが、築約150年の木造の建物は老朽化が著しく、現在は使用されていない。
    区では今年から来年にかけて壁や床を直し、回り舞台も動 かせるようにする。
    区民祭などで活用する予定で、「区民の財産として後世に残したい」としている。  同区によると、1862(文久2)年に建造された舞台は間口約9.1メートル、奥行き約12.7メートル。
    中央の床を円形に切った回り舞台は直径約5.5メートルで、床下にある心棒を人力で回して動かす仕組みだ。
    木造平屋の建物の4本の柱には槻木の銘木ケヤキが用いられ、梁には八ケ岳山麓から切 り出した木材が使われているという。  雨漏りしていた屋根を2005年にふき替えたが、床や壁の傷みも激しく、「このままでは朽ちてしまう」と、今年3月の区議会で改修を決議した。
    現在、市教育委員会に現状変更の許可申請をしており、許可が下り次第、着工する予定だ  計画だと、穴や隙間のある白壁の外壁と内壁、床を補修する他、風雨にさらされ損傷の激しいはめ込み式の板戸は取り換える。
    回り舞台は土台から改修して動くようにする。
    費用は約1000万円を見込んでいる。  併せて、3枚ある舞台の引き幕のうち、平安時代末期の合戦「宇治川の先陣争い」を描いた1枚(縦3.6メートル、横12.6メートル)を新調する。
    残る2枚も補修する予定だ  豪壮な舞台ではかつて盛んに芝居が上演されていた。
    記録によると、江戸時代の終わり頃には若者主催の村芝居が行われていた。
    1924(大正13)年頃には有志による「柳川劇団」が組織され、昭和30年後半まで活動を続けていたという。  同区では、財産委員会を設けて舞台の維持・管理に努めているが、良好な状態で保存し、活用も図るため本格的に手を入れることにした。
    改修後は、地元の小学校体育館で上、下の区域別に行っている区民祭を、槻木の舞台で合同開催する構想を練っている。
    見学者も市内外から受け入れる意向だ  三浦順一区長(64)と佐竹光廣副区長(64)は、「地域の文化財を保護し、しっかりとした形で後世に引き継ぎたい」と話している fff:

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