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    ID:
    27612
    年:
    2013
    月日:
    0513
    見出し:
    木材の「地産地消」で森と林業を救う。
    東京チェンソーズの野望
    新聞名:
    日刊スポーツ新聞
    元UR(アドレス):
    http://housing.nikkansports.com/news/f-hs-tp0-20130509-2013050943277.html
    写真:
    【写真】
    記事
    木でできた家や家具。
    コンクリートにはない自然の質感に温もりを感じる人は多いだろう。
    だが、その木材がどの森から切り出されたものなのかを気にしている人は、ほとんどいないのではないだろうか? 現在、日本の総木材供給量は約7440万㎡。
    そのうちじつに約5431万㎡を海外からの輸入に頼っている。
    木 材の“国内自給率”はわずか27%だ(林野庁「平成23年 木材需給表」より)。
    「食料自給率」の低下に問題意識をもつ人は多くても、日本の家に日本の木が使われていない状況を憂う声はあまり聞こえてこない 林業離れによって荒れる山  だが、日本の木が売れなければ国内の林業は成り立たない。
    じっさい、現在ではほとんどの事業者が国や自治体の補助金に頼っているという。
    「きつい」「危険」「給料が安い」3Kのイメージが定着した林業に従事しようという若者も減る一方で、現在、就業者の多くは50歳以上だ。
    このまま担い手がいなくなり 森が放置されれば、イチ産業の衰退という問題だけでは済まない弊害が生じかねない  彼らの仕事は、ただ木を切って運び出すだけではない。
    間伐、枝打ち、下刈りなどを行い、生態系にとって最も望ましい姿に森を整備するという大きな役割も担っている。  間伐が行われなくなれば山は荒れる。
    密集した木々が日光を遮断することで大地は痩せ、下草が生えない地表は雨で流されやすくなり土砂災害を引き起こす。
    スギ林が放置されれば、花粉症患者も急増する。
    森にとってもヒトにとっても理想的なサイクルを維持するためには丁寧な「山造り」が欠かせない 日本の森林の40%は木材の供給を目的に造られた人工林だが、木が売れず、人が山から離れたことで放置された「死んだ森」も数多く存在している。 林業を「食える仕事」に。
    東京チェンソーズの挑戦  こうした状況を打破するため、農林水産省は「10年後の木材自給率50%以上」を目指す「森林・林業再生プラン」を策定した。
    平成22年には「公共建築物等木材利用促進法」もスタート。
    公共建築物の木造化に国が率先して取り組むことで、地方公共団体や民間事業者にも木材利用を拡大していく狙いだ  また、民間からも林業復興へ向けて立ちあがる若き事業者が現れている。
    そのひとつが東京都奥多摩地方の桧原村をフィールドに活動する「東京チェンソーズ」。
    名前は少し怖いがその実態は山を愛し、東京の木を愛する現代の“きこり集団”である。
    2006年に東京都森林組合から独立し、一昨年には法 人化した。
    平均年齢は36才。
    彼らの目的は林業を「食える仕事」にしていくことだという。  「都有林の間伐の仕事に入札したり、個人の山主さんと契約して造林を請け負ったりしています。
    それでも、現状のままでは社員6名の月給を払い、会社を維持していくことは難しく、都からの補助金に頼らざるを得ない状況です。
    自立した産業としての林業を確立するためにも“木材需要”を喚起し、東京の木 fff:

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