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- ID:
- 27480
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0422
- 見出し:
- 地元木材使い新築・改装に補助制度/秦野
- 新聞名:
- カナロコ
- 元UR(アドレス):
- http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304200006/
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- 記事
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林業再生や地域経済の活性化につなげようと、秦野市は5月から、秦野産のスギやヒノキを使って住宅の新築やリフォームを行った市民を対象とする補助事業をスタートさせる。
市によると、県内初の試みで、新築には上限60万円、リフォームは同35万円を支給する。
市域の約半分を森林が占めるという
環境面の特徴を踏まえ、市は市内の公共施設でも地元木材の利用促進を図る。
実施期間は2015年度までの3年間。
13年度予算には関連事業費として1530万円を計上している。
市内に住宅を所有し自ら居住している人が秦野産材を使って住宅の新築やリフォームをする際、産材使用量1立方メートル当たり3万円を助成。
新築は産材を3立方メートル以上、リフォームは0・5立方メートル以上を使用することが条件となる。
一方、産業活性化を目的に、産材を使わないリフォームに
対する一律5万円の補助も行う。
市域の約53%を森林が占める同市では、年間約30ヘクタール以上のスギ・ヒノキ林で間伐などの森林整備が行われ、年間約3千立方メートル以上の木材が搬出されている。
市は2月、市森林組合などが伐採・搬出し、県産材認証の生産者が製材・加工した木材を秦野産材とする認証制度を創設。
補助制度もこの認証マークが付いた木材が対象になる。
8日には、市内の公共施設で秦野産木材の利用促進に向けた基本方針を制定。
学校や公民館といった建築物のほか、ガードレールなどでも利用を図る。
これに合わせ、市営日帰り温泉施設「弘法の里湯」では1階廊下部分を改装する際、内装に秦野産のヒノキが使用された。
市森林づくり課の担当者は「秦野産木材の利用が広がれば、価格の安定につながり、荒廃する森林の整備意欲にもつながる。
ブランド化も進めていきたい」と話している。
今月オープンした歌舞伎座(東京・銀座)の舞台にも丹沢のヒノキが使われている。
補助金申請の受け付け(先着順)は1期(5月13~24日)と2期(9月2~13日)の2回。
問い合わせは同市商工観光課電話0463(82)9648
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