v11.0
- ID:
- 27412
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0412
- 見出し:
- 木製おもちゃ作りで充実 元トヨタ自動車社員、第二の人生楽しむ
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/aichi/news/20130411ddlk23040274000c.html
- 写真:
- -
- 記事
-
豊田市東山町の元トヨタ自動車社員、小松義久さん(64)が木製のおもちゃを作り続けている。
トヨタ在職中は45年間、カローラのエンジン製造に携わり、手にする材料は金属から木材に代わったが、ものづくりへの情熱は変わらない。
「好きなものづくりに熱中できて充実している」と第二の人生を楽しんでい
る。
小松さんは佐賀県唐津市生まれで、中学2年の時、炭鉱離職者の父親と家族で豊田に移住した。
中学卒業後、トヨタの企業内訓練校、トヨタ工業学園に入学し、同社でエンジン製作に関わった。
豊田市内の上郷工場など2工場で働き、定年退職時は係長クラスのチーフリーダーだった。
会社から再雇用の誘いもあったが、かねて思い描いていた「定年になったら工作をやって過ごそう」の思いを実現するため退職した。
もともと工作が好きで、催しで展示してある木工作品を参考にしながら独学。
始めて間もなく孫の「おじいちゃん、車作って」の一言が一層背中を押した。
自宅の裏を「義工房」と名付け作業所にして糸のこ盤、木工旋盤などの道具を少しずつそろえた。
材料は市内で大工をやっている義弟からヒノキ、スギの端
切れを分けてもらっている。
口コミで知った近所の人らの注文で制作。
今では自動車、ショベルカー、ダンプカーといった車関係の他、木馬、三輪車など20種類近くのレパートリー。
ダンプカーに乗って遊ぶ子どもがいると知り、サイズを大きくしたり、汽車は扱いやすいように小型にするなど作品を「カイゼン」。
先日、市内で開かれた催し
で始めて展示即売をしたところ、好評で自信を深めた。
fff: