v11.0
- ID:
- http://www.idee-online.com/shop/g/g200341/
27040
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0306
- 見出し:
- 明治期の三輪自転車か 木製サドル、重さは23キロ!
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20130305-OYT8T00417.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
埼玉県越谷市内の元自転車店で、100年以上前の明治期に鍛冶職人が製造した可能性がある貴重な三輪自転車が見つかった。
一般財団法人「日本自転車普及協会自転車文化センター」(東京都千代田区)の調べでは、同様の三輪自転車は国内に数台しか残されていないといい、市教委が保存の検討を始めた。
三輪自転車が見つかったのは、2002年に廃業した同市中町の前田自転車店。
高さ95センチ、全長135センチ。
車体は鍛造鉄製で重量23キロ。
前輪にペダルが取り付けられ、ペダルとスポーク、サドルは木製。
タイヤの代わりに木枠に鉄の輪がはめ込まれている。
元経営者である前田康夫さん(90)が体調を崩して施設で生活しているため、元従業員で近くに住む三輪岩男さん(68)が店舗を改装した住宅を管理している。
三輪さんは「物置の古い自転車を誰かに見てもらってほしい」と前田さんから指示された。
越谷市郷土研究会(宮川進会長)に写真を見せ、宮川会長が県立歴史と民俗の博物館に問い合わせたところ、同センターを紹介され、鑑定を依頼
その結果、同センターの学芸員、谷田貝一男さんは「フレームがハンドル部分にU字形に付いていることやサドルを支えるU字形のバネは、明治10年代に流行した自転車の特徴」と話し、明治期の職人が製造した可能性のあることがわかった。
三輪さんによると、前田自転車店は1900年(明治33年)頃に初代の経営者が開店したという。
三輪さんは「当時は修理のために鍛冶屋も兼ねていた。
初代経営者が作ったのではないか」と話す
市教委は三輪自転車を寄贈してもらう方向で三輪さんと協議を進めており、生涯学習課は「さび止めなどを施して、市が保存・管理している同市大間野町の旧中村家住宅で夏頃にはお披露目したい」としている
fff: