v11.0
- ID:
- JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
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26981
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0301
- 見出し:
- 木のおもちゃ:川口・「こまむ」代表の小松さん、夢に挑戦
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130228ddlk11040190000c.html
- 写真:
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- 記事
-
「メードイン川口の木のおもちゃを作りたい」−−。
川口市栄町の「おもちゃのこまむ」代表の小松和人さん(32)が、本場ヨーロッパに負けない木のおもちゃ作りに挑戦している。
川口商工会議所が認定する今年度の「i−mono(いいもの)ブランド」にも選ばれた小松さんは、「職人の町の伝統を生かし、モノ作りの
灯を消さないよう頑張りたい」と意気込む
小松さんは木型職人の3代目。
「木型作りは楽しかったが、斜陽産業。
木型が、どんな部品になるかもわからず、ストレスを感じていた」。
そんな時、アルバイト先で知り合った妻清子さん(38)と結婚し、01年に長男陸君(11)が誕生。
陸君のために木製の三輪車を作製した小松さんはこの時、「大きな満足
感を感じた」という。
この体験をきっかけに、木のおもちゃ作りに力を入れることを決意。
国内外のおもちゃ事情を調べたところ、日本は木工作家による手作り作品が多い一方、ヨーロッパは家具工房や町工場が木のおもちゃを大量生産していることを知ったという。
このため、独自の「木のおもちゃメーカー」を目指すことを決めた。
「こまむ」の設立は03年5月。
赤ちゃん用のガラガラなどを100個ほど作製し、車に積んで全国を飛び回って売り込んだ。
小松さんのおもちゃは評判を呼び、少しずつ取り扱う店が増えた。
現在250店舗で「こまむ」のおもちゃが販売されている。
主力商品は「どんぐりころころ」。
どんぐり型の人形が坂をトコトコと転がる仕草がかわいらしいおもちゃで、年間1万8000個を出荷している。
着せ替えができる木の人形「こまむ・どぉる」や、ねこ型の積み木「ネコブロック」なども人気。
小松さんは「シンプルで子どもたちの想像力を広げ、繰り返し遊べるおもちゃを目指している」という。
現在、工房の従業員は3人。
独立志向の強い人を優先的に採用している。
将来の仲間を育て、この業界を盛り上げたいからだ。
小松さんは「9年前にドイツで開かれた展示会で、(おもちゃの)バイヤーから相手にされなかった。
この悔しさをバネにいい作品を作り、いつかリベンジしたい」と夢を語った
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