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    ID:
    26845
    年:
    2013
    月日:
    0214
    見出し:
    作仏 「12万体」 謎の生涯
    新聞名:
    読売新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20130214-OYT8T00160.htm
    写真:
    -
    記事
    東京・上野の東京国立博物館で、特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡」(読売新聞社など主催)が開かれている。
    江戸時代の修験僧、円空(1632~95年)が残した独特な木彫仏「円空仏」は、時代を超えて愛され、多くの人を魅了し続けている。
    円空の生涯やゆかりの地・飛騨で「円空仏」を 大切に守り伝えてきた人たちの声、特別展の狙いなどを紹介する。  その独特な表情から「微笑仏」といわれる円空の木彫仏は、ナタの鋭いタッチで知られ、死後300年余りたった今も、人々を魅了してやまない。
    円空ブームは戦後の1950年代に始まったが、その生涯は今も謎に包まれたままだ  円空が生きた時代は、全国を旅して「奥の細道」などを著した俳聖・松尾芭蕉(1644~94年)のそれと重なる。
    芭蕉の生涯は多くの門人たちが後世に伝えたが、円空は死後100年近くたってから出された書物「近世畸(奇)人伝」で「僧円空は、美濃国竹ヶ鼻という所の人なり。
    (中略)円空もてるものは鉈( なた)一丁のみ。
    常にこれをもて仏像を刻むを所作とす」と触れられているだけだ  格の高い寺院のために仏像を製作する「仏師」と違い、庶民の願いをかなえるために作仏したとされる円空。
    個人宅に伝わるものもあり、今も仏壇などに祭って手を合わせる人が多い  各地を旅し、生涯で12万体を彫ったとされるが、東京国立博物館などによると、これまで確認されている円空仏は5300体余り。
    12万体は、特別展に出品されている「今上皇帝立像」(高山市の桂峯寺蔵)背面の「元禄三年庚午九月二十六日 当国万仏、十マ(万)仏作巳(つくりおわんぬ)」の記述を、「元 禄3年(1690年)までに当国(=飛騨)で1万体、全国で10万体を作仏した」と解釈した説に基づいている。  今回の特別展を機に、赤外線を使って、この記述の詳細な解読が試みられる。
    一方、円空は1本の丸太から複数の仏を彫り上げたことでも知られるが、調査を通じて、別々の場所にあった仏像同士が「兄弟」と確認される可能性もある。  これまで様々な説が唱えられてきた円空と円空仏。
    出生地一つを取っても、羽島、郡上の両市で論争が続いており、出家や作仏の経緯なども謎のままだ  特別展を機に、これまでの定説が覆されたり、新たな事実が明らかになることも期待されている fff:

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