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- ID:
- 26804
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0212
- 見出し:
- 名物木橋、改修・延命探る
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302090018.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
呉市広地区の黒瀬川に架かる木橋「真光寺橋」の老朽化が進んでいる。
長さ100メートルを超える木橋は広島県内でも珍しい。
地域の名物だけに、市は地元と協議しながら改修や存廃を含めた方向性を探る。
長さ105メートル、幅2・3メートル。
杉材を使った橋桁や欄干をコンクリートの橋脚が支える。
ひなびた風情でテレビドラマのロケで使われたこともある。
市によると、橋は江戸時代にはあったとみられ、今の橋は1956年に架かった。
老朽化が目立つため市は95年、橋桁から上の木製部分を約1900万円投じて架け替えた。
県関連の資料では、景観保全や地域の要望で従来通り木橋にしたという。
昨年9月、火事で橋桁の一部が焼け、以降は通行止めになっている。
原因は分かっていない。
その際の点検で欄干の一部が朽ちているのが判明。
危険防止のため橋の両側にバリケードを設け、近づけないようにしている。
市は焼けた部分を取り換え、2月末に供用再開する予定。
バイクや自転車は通行を禁止し歩行者専用にする。
市は新年度、橋脚の強度などを詳しく調べる。
その上で全面改修するかどうかなどを検討する。
土木課の赤瀬正敬課長は「まず現状をよく調査し、地元と協議する。
基本的には木橋での改修、延命を探りたい」とする。
【写真説明】火事で通行止めになっている真光寺橋。
上流部分に流木止めのくいが並び、独特の風情がある
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