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ID:
26042
年:
2012
月日:
1203
見出し:
「iPhone 5」木製ケース傑作品、iWood5
新聞名:
DIME
元UR(アドレス):
http://dime.jp/genre/57020/
写真:
【写真】
記事
『iPhone 5』の供給も一段落つき、予約して待っていた人のほとんどの手に『iPhone 5』が収まるようになってきた。
そうなると、次に手に入れたくなるのがケース。
普段、人前で取り出す機会も多いこともあって、『iPhone』ケース選びというのは、手帳選びと同じくらい難しくこだわりを持つ方も多いだろう。
できれば、人とは違う個性を持っていて、それでいて所有している人のセンスのよさを示せるような ケースが欲しい。
誰もがもつ望むを叶えてくれるケースが秋葉原で売られていると聞き、出かけてみた。
そして、実際にそのケースを購入してみたので、紹介したい ■秋葉原にある国内唯一の取り扱い店「SHOWCASE」 秋葉原にある「SHOWCASE」は『iPhone』『iPad』ケースの専門店だ。
取り扱っているブランドの中には、国内でこの店でしか扱っていないものもあり、一度足を運ぶ価値はあると思う。
そして、今回紹介するケースもやはり国内ではここでしか扱っていない「MINIOT」というオランダのブランドのケースだ。
同ブランドの 製品は天然の木材を使用したケースに特徴があり、伝統工芸品のようなケースはどれも所有する喜びを与えてくれるものばかり。
今回は、その中から私が購入した『iWood5』というケースを紹介する。 ■『iWood5』のデザインと購入のポイント 『iWood5』は『iPhone 5』用のケースだ(『iPhone 4』『4S』のラインアップもあり)。
写真を見てわかるとおり、前面以外を覆うタイプのデザインをしており、ケースをした状態は『iPhone』の雰囲気をがらりと変えたものになる。
ケースの素材は全部で5種類で、Maple、Cherry、Walnut、Padouk、Mahogany。
店員の方の話では、Walnut(くるみ)とMahogany(マホガニー) の人気が高く、店のストックでもその2種類を意図的に増やしているそうだ。
人気が偏る理由は色の問題らしく、他の素材では『iPhone』本体の色に対して、明るすぎる点と、色の暗い素材の方が汚れが目立ちにくいとみんな考えるからとのこと。
私も『iPhone 5』がブラックということもあって、なるべく色合いの暗いWalnutを選択した。
今回、紹介している写真はすべて私が購入したWalnutのケースのものだ ところが、実はここからが長かった! というのも、天然の木材を使っているためにひとつとして表面の柄が同じものがなく、その中から自分が欲しいものを見つけなくてはいけないのだから選ぶのに時間がかかるのだ。
。
木の筋が綺麗に縦に並んでいるものもあれば、木の節が特徴的な柄のものもあったが、店 員の方の話では前者の方が人気は少ないそうだ。
これはやはり、人とは違う個性的なケースが欲しいという心理の表われかもしれない 私が実際に見た印象でも、木の筋が綺麗に並んでいるものはどこか人為的なものを感じてしまう反面、木の節などが入っている柄は天然の木材を使用しているよさを感じた。
当然私が選んだのも後者だ。
ケース選びにおいては色も重要な要素であるが、実は木材を選んでからも色を選ぶ必要があることには 驚いた。
もちろん木材によって大きく色は違うが、同じ木材の中でも色が明るいものから暗いものまであるので、この辺りは実際に店頭で目にしてみない限り判断がつかないだろう。 ただ、この辺りも最後は運に任せる部分もあり、使用している間にどのような色合いに変化していくのかは誰にも分からないのでそこは肩の力を抜いていくべきかもしれない。
『iWood5』は上下にセパレートする構造をしており、上下から『iPhone』を挟む形で装着する。
希望すればその場で店員の方にケースを装 着してもらうことができる。
『iWood5』をiPhoneに装着してみて気づいたこと 『iWood5』自体は、『iPhone』の画面には重ならないデザインなので、単純に、見えているケースの分だけ装着後の長さと幅は増すことになる。
厚みに関しても、後面しか覆わないタイプのためそこまで大きな変化はないが、やはりケースを装着することで厚みは増すのは避けられない。
ただ、元の『iPhone 5』自体がスマホの中でも小さい部類のため、ケースによる増加分を加味しても不自由さを感じることはない印象だ。
重さの変化については、ケース単体の重さは大したことはないので、装着した『iPhone』もそれほど重くなった感じはなく安心した。 ■木製iPhoneケース最高峰のデザイン 『iWood5』のよさははなんと言っても、その優れたデザインにある。
木を素材にしたケースは他にもあるが、そうしたケースのほとんどは『iPhone』のボタンに当たる部分は開放し、直接ボタンを押すデザインになっている。
ところがこの『iWood5』ではボタンの部分まで同じく木材を使用しているので、まるで木でできたス マホのようなデザインなのだ したがって、電源ボタン、音量ボタンは『iWood5』の木製ボタンを通じて『iPhone』のボタンを操作する形になる。
背面にはセパレートするスリットが見えるが、あえて中央ではなく下 4分の1の位置にあることで、デザインのひとつのような印象を与えている。
カメラレンズの部分も単にレンズの形に開けるのではなく、三段の立体構造になっているなど細部までこだわっていることが感じられて嬉しくなる。
■『iWood5』の購入を検討する際に考えなくてはならないポイントは おおむね満足のいく『iWood5』だが、使用してみた中で気になる点を2つ発見。
まず1点目は消音ボタンの操作について。
消音ボタンは、さすがにスライドさせるボタンのため、『iPhone』本体のボタンを操作するようケースは開放されているのだが、この穴が小さすぎるのだ。
寸分違わぬ性格さでボタンの位置が 開放されているのはいいのだが、ほとんど隙間がない上に一段掘り下がったデザインになっていることが災いし、指の腹でボタンをスライドするのは不可能に近い。
私の場合は小指の爪でかろうじてスライドすることができた。
この点は注意する必要がある。 もう1点は、イヤホンジャックの問題だ。
このケース、実は装着してしまうと標準的な3.5mmのイヤホンプラグが差し込めないのだ。
もちろん『iPhone 5』標準のイヤホンでも同じだ。
原因はケースの厚みによるもので、ケースを装着した結果、イヤホンジャックが内側に遠ざかってしまいイヤホンプラグが届かなくなる現象が発生するのである。
追加のプラグをイヤホンに装着することで何とか届かせられないかと、適当な製品を大型家電製品店で探してみたが、 イヤホンプラグのサイズ自体が標準規格に統一されているため、手持ちのイヤホンを使うのは諦めるしかない、というのが私の結論だ この点は最大の問題点でもあるので、手持ちのイヤホンを使いたいと思っている人は『iWood5』は諦めたほうがいいだろう。
ちなみに、私の場合はBluetoothを利用することにし、Bluetoothレシーバーの『ワイヤレスステレオレシーバーEVSH- 18』を購入することにした。
これであれば、手持ちのイヤホンを活用することはできる。
その分充電の手間と荷物の増加には繋がるが、これが最大限の妥協だろう。
なお『ワイヤレスステレオレシーバーEVSH-18』については、次回紹介しようと思う。 『iPhone』で音楽を聴く人にとって、イヤホンがさせないというのは何にも変え難いデメリットかもしれない。
なので、そういう人には『iWood5』は私からはおすすめしない。
しかし、その点を除くと『iWood5』は最高の部類に入る『iPhone』ケースだと言っていいと思う。
『iWood5』を装着した『iPhone』は、『iPhone』にケースを 装着したというよりも、まるで木製のスマホの中に『iPhone』を移植したかのようだ。
それくらい『iWood5』のケースとしての完成度は高い。
最高のiPhoneケースを求めている人には是非候補のひとつとして考えてみてほしい。
『iWood5』は秋葉原にある「SHOWCASE」で購入することができる。
価格は1万2600円(税込) 。
まるで木に製品名を加工したかのような素敵な紙製の箱に入ってくる。 fff:
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