v11.0
- ID:
- 25803
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1106
- 見出し:
- 岡山県地図の木製パズル好評 東京ミッドタウンで販売
- 新聞名:
- さんようタウンナビ
- 元UR(アドレス):
- http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012110511022751
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
社会福祉法人・旭川荘の重度身体障害者就労支援施設「吉備ワークホーム」(岡山市北区〓園)の入所者手作りの木製パズルが、高級店が軒を連ねる東京港区の人気商業施設・東京ミッドタウン内の雑貨店「ジ カバー ニッポン」で販売されている。
製作したのは本屋(もとや)一雄さん(63)。
シンプルな
デザインに加え、優しい木のぬくもりを伝える“逸品”と好評だ
本屋さんは病気で右足を切断し、車いす生活。
2004年に同ホームに入所した。
もともと会社員で木工とは特に縁はなかったが、06年から職員の勧めで挑戦している。
パズルは日本地図版(縦35センチ、横50センチ、1万2千円)と、岡山県地図版(縦横各35センチ、8千円)の2種類ある。
厚さ1センチのベニヤ板に写した地図を、数センチのピースに電動の糸のこぎりで切断。
その後、丁寧にやすりがけを施し、ニスを塗って約2週間で仕上げる。
本屋さん一人の受注生
産で、同ホームでのみ販売。
丁寧な作業が高評価を得ていたが、年間数個売れるだけだった。
しかし、作品の評判は県備前県民局にも届いており、8月、同県民局が東京ミッドタウン内の雑貨店と連携し、同店でテスト販売する県産の工芸品や加工品計106品目の一つに選ばれた。
パズルとしては高級品だけに売り上げは四つだったが、手作業ならではの素朴さや温かさが評価され、継続販売が決
まった。
プレゼントや自宅のインテリアとして購入されたといい、同店の小池ひとみ店長(38)は「クリスマス商戦などギフトシーズンに人気を集める可能性はある」と期待する。
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