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- ID:
- 25700
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1030
- 見出し:
- SCANTEAK シンプルだがこだわりあるチーク家具
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元UR(アドレス):
- http://sankei.jp.msn.com/life/news/121029/trd12102918060015-n1.htm
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- 記事
-
木材の家具を扱った店は数多くあるが、チーク材に特化した店舗は珍しい。
世界に102店舗を展開、チーク家具専門店のリーディングブランドとして知られる「SCANTEAK(スキャンティーク)」目黒店で、その魅力に迫った。
目黒通り沿いにある「スキャンティーク」(東京都目黒区)。
この通りには、モダンからアンティークまで多くのインテリアショップが並ぶ。
そのインテリア・コミュニティーともいわれる場所に2年前、店をオープンさせた。
220平方メートルはある横長のゆったりとしたスペース。
区切られた各部屋にはダイニングテーブルやチェア、ソファ、ベッドなどが置かれ、それぞれの家具のよさをまるで家にいるような感覚でじっくりと堪能できる。
■優れた特質の数々
日本ではケヤキ、ヒノキ、スギなどの家具が一般的だが、マホガニー、ウォルナットと並んで「世界三大銘木」といわれるチークにこだわる理由はどこにあるのだろうか。
その優位性について、マーケティングを担当する笹貫淳子さんはこう説明する。
人気のダイニングテーブル(幅210センチ、19万9800円)とダイニングチェア(1脚、2万9800円)。
重厚感がたまらない
「ほかの2つに比べ、劣る点はありません。
まずは耐久性。
タイタニック号などの大型客船の甲板にも使われたほど、雨や日差しに強い。
また多くの油分を含んでいるため腐りにくく、害虫も寄せつけにくい。
乾燥後の安定性にも優れているので反りが少ない。
耐火性もあり、有害物質の発生が少ないのも特徴
です」
トータルでどのジャンルの商品も売れているが、やはりダイニングテーブルは反応がいいそうだ。
どっしりと重厚感があり、傷もつきにくい。
次に、ソファ。
座面が奥に向かってゆるやかに傾斜しているので座り心地がよく、とてもリラックスできると評判だ
訪れる人は新婚世帯や30代以上の家族世帯。
「きっかけは家の買い替え、建て替え、リフォームと住空間が新しくなるとき。
キーワードは『木製家具』で、ほとんどの方が事前にインターネットでお調べになって、チークのよさを熟知されてからいらっしゃいます。
ほかの家具やインテリアとコーディネートして購入
なさる方が多いですね」と笹貫さん
人気のダイニングテーブル(幅210センチ、19万9800円)とダイニングチェア(1脚、2万9800円)。
重厚感がたまらない
■長く使え環境にも配慮
クマツヅラ科であるチークはタイ、ミャンマー、インドネシアで育つが、環境に配慮し、店ではインドネシア政府管理のもと、植林地で育てられたチーク材を使用している。
インドネシア産は特に品質がよいとされ、政府の計画に合わせて生産されているという。
チークを飽きのこないシンプルな北欧デザインで仕上げた家具の数々。
店では「ミッドオータムキャンペーン」を開催中(2012年11月12日まで)で、対象商品を購入した人には、プレゼントなどがついてくる。
リーマンショック、東日本大震災などの影響で、消費不況が伝えられるが、店の売り上げは景気動向には左右されないという。
「以前に比べ外食の回数も減って、家族で過ごす時間が増えていると思います。
ですから温かみのある家具に囲まれてゆっくり、という環境作りに費やしていただけます。
使い捨てを
改めようという雰囲気も高まっていますね。
メンテナンスもしっかりやります。
お客さまと長くお付き合いをしたいと考えております」(笹貫さん)
人気のダイニングテーブル(幅210センチ、19万9800円)とダイニングチェア(1脚、2万9800円)。
重厚感がたまらない
店によっては、集客のために雑貨類を置く場合もあるが、笹貫さんは「うちは直球勝負です」と力強い。
余計なものは置かず、グローバル展開で「よりよい品質のものをよりよい価格で提供。
高級家具を高級で終わらせない」というコンセプトは徹底している。
1974年にシンガポールでスタートした「スキャンティーク」。
その後ドイツ、台湾、ブルネイ、日本、アメリカ、カナダで事業を展開してきた。
日本では目黒店のほか、横浜みなとみらい店、南堀江店(大阪)、六甲アイランド店(神戸)などがあり、11月1日には国内8店舗目となる京都店(京都市中京区)がオー
プンする。
(文:松本明子/撮影:大西史朗/SANKEI EXPRESS )
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