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ID:
25614
年:
2012
月日:
1022
見出し:
木の車輪 山鉾再び
新聞名:
朝日新聞
元UR(アドレス):
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001210190003
写真:
【写真】
記事
「丹波の祇園祭」とも呼ばれる亀岡祭が23~25日、亀岡市内で開かれる。
今年は山鉾(やまほこ)巡行で、23年ぶりに木製車輪での巡行が復活する。
「昔ながらの風情を存分に味わってほしい」と関係者は期待している 23年ぶり巡行「昔の風情味わって」 亀岡祭は鍬山(くわやま)神社(亀岡市上矢田町)の秋季大祭。
江戸中期に、11基の山鉾が巡行する現在の形になったとされる。
戦争で一時中断したが、1986年に3基で復活し、2002年に全11基がそろった。
山鉾行事は府の無形民俗文化財に登録されている しかし、木製車輪の老朽化で、1990年から台車に山鉾を乗せて巡行するようになった。
一昨年の丹波亀山城築城400年などをきっかけに、復活を求める声が高まり、市教委などでつくる実行委員会が木製車輪の復元に着手した 直径約1・2メートルの車輪一つに百数十万円の新調費用がかかるが、文化庁の助成を受けて2014年度までにすべての曳(ひ)き山の車輪を復元する予定だ 今年は羽衣山、高砂山、難波山の3基が木製車輪で巡行する。
久しぶりの車輪での巡行のため、車輪の方向を調整する役目を担う「車方」の講習会も開催。
同市柳町の高砂山では14日、地元住民らが山鉾の試し曳きをした 「かぶら」と呼ばれる木製の道具を車輪にかませて進路を調節するたびに、ギシッギシッという音が響いた。
柳町自治会長の工藤保治さん(70)は「本当に懐かしい。
念願がかなってワクワクしています。
年配者しか経験がないので、若い車方を育てるのが今後の課題です」と話した 亀岡祭は20日から各山鉾町の会所で、懸装品(けそうひん)やご神体を展示する会所飾りがスタート。
23日の宵々山は各山鉾町で山建てがあるほか、午後に木製車輪の3基の曳き初(ぞ)めがあり、一般の人も曳き手として参加できる 24日の宵宮では、亀山城跡北側の南郷公園でイベント「あかりの祭典」があるほか、武者や妖怪などに扮した行列が旧城下町一帯を練り歩く。
25日の本祭は午前10時から山鉾巡行がある。
問い合わせはJR亀岡駅観光案内所(0771・22・0691)へ fff:
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