"2011年- 福島いわきの材木で再建へ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    23274
    年:
    2012
    月日:
    0123
    見出し:
    震災で流失、天心ゆかりの「六角堂」 福島いわきの材木で再建へ
    新聞名:
    産経新聞
    元UR(アドレス):
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120122/dst12012207000003-n1.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    東日本大震災の津波で流失した岡倉天心ゆかりの国登録有形文化財「茨城大学五浦美術研究所六角堂」(茨城県北茨城市大津町)の再建を目指す茨城大は、福島県いわき市の山林から建設資材となる杉の原木を搬出し、目標とする3月中の再建へ一歩前進した。
    一方、原木を寄付した男性は「売れ ない木がお役に立つなら名誉なこと」と笑顔を見せた。
    「茨城の復興のシンボルに」と関係者の期待も大きい六角堂再建。
    プロジェクトが本格的に動き出した。
    (水戸支局 西川博明)  六角堂は、日本美術院を創設するなど近代日本美術の発展に貢献した天心が1905(明治38)年に設計した。
    茨城大五浦美術文化研究所が保存と管理を行い、一般にも公開されていた。
    昨年3月、震災による津波で土台部分を残して流失。
    その後、茨城大が再建を目指して海底調査を行ったが、屋根 の宝珠の一部や屋根瓦以外、木材は全て散逸、回収できなかった。
    昨年11月には、再建への起工式も行われた。  今回は、いわき市の山林から樹齢150年の杉の木2本を搬出した。
    この木を提供したいわき市の農業、小松金兵衛さん(78)は「杉は今や建築向けしか需要がなく、木造住宅も減ったから全く売れない。
    何度か見に行った六角堂の再建にお役に立てるなら」と寄付を申し出たという。 六角堂に使用する杉の原木の切り株に、酒をかけて清める三輪五十二・茨城大特命教授(右) =福島県いわき市(西川博明撮影)  一方、使用する木を選んだいわき市の林業、緑川義男さん(91)は「杉としては最高の素材だね。
    申し分ない」と太鼓判  今回、この杉を選んだのは理由がある。
    かつて、いわき市の杉は隣接する北茨城市の平潟漁港向けに木造船の素材として利用されていた。
    「今は鉄製ばかりだが、当時は船には丈夫な杉の木が良かった」と緑川さん。
    「六角堂の木材もいわき産が使われたのではないか」(三輪五十二(いそじ)・茨城大特 命教授)という解釈もある。  小松さんが育てた杉はこの日、五浦海岸へ移送。
    約2週間乾燥させた後、千葉県で業者が建築資材に加工する。
    木材は六角堂の柱や天井、壁などに使われる。  六角堂が沈む姿を目撃した茨城大五浦美術文化研究所の村山進さん(63)は「六角堂は五浦のシンボル。
    再建が待ち遠しい」と作業を見守った fff:

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