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- ID:
- 25015
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0810
- 見出し:
- 菓子木型の市原さんが東京芸大で“手ほどき”
- 新聞名:
- 四国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/culture/20120810000246
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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香川県高松市の菓子木型職人で県伝統工芸士の市原吉博さん(66)がこのほど、茨城県取手市の東京芸大で講義を行い、木彫家などを目指す学生たちに菓子木型作りを披露した。
市原さんは1946年生まれ。
28歳のころから菓子木型の製作に携わり、97年に県伝統工芸士に認定された。
菓子木型の職人は日本に数えるほどしかおらず、継承者の育成が急がれる貴重な技となっている。
東京芸大では、そうした伝統の職人技を学生たちに知ってもらおうと、さまざまな分野の職人を講師に迎えた特別授業を実施。
昨年、同大の大学院生たちが研修旅行で高松市花園町の市原さんの工房を訪ねたのをきっかけに、今回2日間の集中講義が実現した。
参加したのは大学院生と大学生14人で、2日間で菓子木型を完成させるまでの工程に取り組んだ
それぞれ木彫家や画家を目指しているとあって難しいモチーフに挑戦する学生もいたが、微妙な彫刻刀使いや彫り加減に四苦八苦する姿も
市原さんは、「昼休みを返上して頑張る学生もいて、さすがに志が高い。
望む人があれば、これからも惜しみなく技を教えたい」と話していた
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