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- ID:
- 24914
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0728
- 見出し:
- 無垢材マジック、浮かぶ立体模様 西粟倉村の木工職人・林三詔さん
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120729ddlk33040302000c.html
- 写真:
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- 記事
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西粟倉村産のヒノキ、杉の無垢(むく)材を組み合わせた幾何学模様で座卓などの表面を立体的に見えるように仕上げる木工芸職人、林三詔(みつのり)さん(68)=同村長尾=の技が注目を集めている。
林さんは「西粟倉村の資源を生かした産業を興し、雇用の場を広げたい」と話している。
【小園長治】
林さんは45年以上、住宅や神社仏閣の建築を手掛けた大工の名人。
特に木材の性質を知り尽くした神社仏閣の細工は美術品と高く評価される腕前だ
「建築会社を息子に任せ、3年前から今の仕事と取り組んでいます。
普段の生活の中で頭の中にデザインが浮かぶと、木を手にして加工しています」
無垢材を一辺が数センチの三角形や四角形などデザインに合わせた多角形に切り、年輪や木質、色などで幾何学模様の座卓などをくみ上げる。
表面は一枚板のように滑らかだが立体模様が浮かび上がる。
林さんは「普通の座卓ならば約200のパーツを使いますが、どのパーツも同じサイズにしなければなりません。
パーツの誤差が紙より薄くても、組み上げるとラインがゆがみ、角度に狂いが生じます」と話す
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