v11.0
- ID:
- 24899
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0727
- 見出し:
- 木製の柄つき石斧 県初、九州で4例目
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001207260003
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
宮崎市阿波岐ケ原町の中須遺跡で、弥生時代中期(約2千年前)の石斧(せき・ふ)が発見された。
木製の柄がついており、同様の石斧が見つかったのは県内初。
九州では縄文時代も含め4例目で、全国的にも10例ほどしかないという。
市が発表した
市の河川改修工事に伴い、昨年4~7月まで同遺跡を調査。
石斧は、遺跡にある溝から一本が出土した。
約70センチのカシの木で作った柄に加工された石がついている。
石斧は主に木を切ることに使われたと考えられている。
近くで当時の木材も見つかっていることから、貯木場で木を切っていた可能性があ
るという
市教委文化財課の西嶋剛広・主任技師は「使い方や石を装着させる角度などいろんなことがわかる史料。
迫力があるし、2千年前の人々の息づかいが感じられる」と話す
調査では、土器や石器なども出土しており、同遺跡は住居地ではなく作業場だった可能性があるという。
石斧は昨年7月に発見したが、保存処理をしていたため発表が遅れたという
石斧は8月5日まで、宮崎市跡江の生目の杜遊古館で一般公開している。
午前9時~午後4時半。
入館無料。
問い合わせは同館(0985・47・8001)
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