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- ID:
- 24463
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0605
- 見出し:
- 「絆ボード」全国へ 被災木で合板 仙台の木工会社が製造
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120602t75042.htm
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- 【写真】
- 記事
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仙台市宮城野区の「奥羽木工所」は、東日本大震災で被災した木から合板「絆ボード」を作り、家具や学校の家庭科で使う調理台などを製作している。
同市沿岸部の津波で倒れた防風林の有効活用が狙いで、「みんなで被災地の力になれれば」と「絆ボード」と名付け、製品を全国に出荷している
同木工所によると、被災した木を縦横数センチの木片に細断し、いわき市の合板会社でほかの木材や接着剤と混ぜて板にする
手間がかかるのは木の細断。
通常なら樹皮ごと細断できるが、被災した木は津波により樹皮に砂や塩分が付いているため、樹皮をむく作業が必要となる。
木工所はこの合板を利用し、掲示板や棚などの木製品や家具に加工している
奥羽木工所の芳賀正明専務(66)は「被災した木を廃棄物として処分するのは資源の無駄だし、廃棄には税金もかかる」と話している。
【カラー写真】被災した木から作られた合板「絆ボード」で家具などを製作する奥羽木工所
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