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    ID:
    24280
    年:
    2012
    月日:
    0514
    見出し:
    木製チップ輸出が急拡大、製紙業はパルプ不足
    新聞名:
    NNN.ASIA
    元UR(アドレス):
    http://news.nna.jp/free/news/20120514icn010A.html
    写真:
    -
    記事
    ベトナムの木製チップ輸出量は昨年、540万トンと過去最高を記録し、オーストラリアを抜いて世界最大の輸出国となった。
    ベトナムの輸出量は2001年の40万トンから10倍以上に増えた。
    一方で輸出拡大により国内の製紙業は原料不足に直面し、高いパルプを輸入せざるを得ないという状況も生んでいる。
    10 日付トイバオキンテー電子版が報じた。 木製チップは主に、北部のハイフォン港(ハイフォン市)、中部のキーハー港(クアンナム省)、ズンクアット港(クアンガイ省)、チャンマイ港(トゥアティエンフエ省)から、韓国、日本、中国に向けて積み出される。
    輸出拡大の背景には、中国でのパルプ生産の増大があるという。 昨年の輸出量は前年比36%余り増加した。
    07年に比べると3倍増となっており、近年の伸びが著しい。
    ベトナムが輸出するチップは昨年、世界の貿易量全体の約20%を占めた。 一方で、チップ輸出拡大の弊害を指摘する声もある。
    中部高原ダクラク省の植林農家の代表者は、「植林者は資金不足のため、数年待てば何倍も高く売れるはずの木を、十分成長しないうちにパルプにして売ってしまっている」と話す 木製チップは1トン当たり50万ドン(24米ドル、約1,920円)にしかならないが、材木として出荷すれば1トン当たり4倍もの値が付くという。 ■製紙業界は高いパルプを輸入 チップ輸出の拡大でパルプ原料が不足し、国内製紙業はパルプを輸入せざるを得ないという問題も起こっている。
    チップ生産者は国内のパルプ業者に売るより、輸出する方が利益が大きいようだ 木製チップの付加価値は低く、輸出価格は1トン当たり110~120米ドルだが、パルプの輸入価格は1トン900~1,000米ドルにも達する。
    国内の製紙業界でみると、利益を失っていることになる。 製紙会社の一部は、チップの輸出税を現行の5%から20%に引き上げることを提案。
    一方で林業関係者は、「木製チップの生産業者や植林業者が困難に直面し、林業が支障を来す」とし、輸出抑制に反対している fff:

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