v11.0
- ID:
- 24244
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0510
- 見出し:
- 児童に寄り添う 木の机
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001205090002
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
嶺北地域の森林資源を生かした商品を開発しているばうむ合同会社(本山町)と東京都の建築家川西康之さん(36)が、同地域産のスギや県産ヒノキを用いた学習机「baum(ばうむ)01」を開発した。
スギの木肌の美しさを表現するため、ねじの位置など細部に目を向けた手作りの机。
防災にも配慮してい
る
■「温かい」感想上々
川西さんは、土佐くろしお鉄道中村駅のデザインで2010年にグッドデザイン賞特別賞を受けた。
中村駅を見学したばうむのメンバーが、駅の待合室で高校生が勉強している様子に感銘を受け、川西さんにデザインを依頼。
学校現場から要望が多い高さを変えられる構造を盛り込み、「子どもたちが元気に
なり、大人になっても使いたいと思う家具をつくりたい」と、十個以上を試作。
町立本山小学校の児童にも意見を聞いた
完成した机は高さが調節できるものと高さ固定のものの2種類。
スギの風合いを生かすシンプルなデザインにし、接合部が目立たないよう工夫。
「非常にぜいたくな本物の机」(川西さん)に仕上がった
スギ材は軟らかいが、震災の時は机の下に潜り込むことも多いため、高さ3メートルから10キロの砂袋を落として机に当てても大丈夫な強度を確保。
日本工業規格(JIS)も満たしている。
いすの座面下には防災頭巾がしまえるようになっている
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