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- ID:
- 24158
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0426
- 見出し:
- ミノ・ネットワーク、木材風の樹脂建材を増産
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C889DE6E2E5EAE7EBEBE2E0E7E2E6E0E2E3E09EE1E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6
- 写真:
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- 記事
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住宅用建材を製造するミノ・ネットワーク(伊那市、杉本伸二社長)は、バルコニーの手すりなど住宅周りに使うアルミとウレタン樹脂製の新建材の生産態勢を強化する。
今夏までに約1億円を投資して、塗装工程などを自動化するラインを整備。
見た目が木材に近いのが好評で、今後需要が拡大するとみ
て本腰を入れる。
2年後に現在年間2千戸の施工件数を5千戸に引き上げる計画だ
同社の建材「彩木(あやぎ)」は軸にアルミを使って強度を保ちつつ、周囲に低発泡ウレタン樹脂を使った複合材。
シリコーンの型を使って本物の木から取った木目を付けており、見た目は木材とそっくりだ。
実際の木材にありがちなささくれが生じず長持ちする。
熱伝導率が低く、炎天下でも熱くなることもない
ミノ・ネットワークは従来、伊那市内の中小企業に製造を委託していたが、昨年8月、同市内に新工場を建設し、製造から施工まで一貫して手掛ける態勢にした。
住宅会社や工務店から注文を受ける形で、すでに住宅のバルコニーの手すりを中心に年間約2千戸の施工実績がある。
今夏までに、木目を付けたあとの建材への塗装を自動化するラインを整備。
工場の約60人の従業員を増やさず、効率的に増産できるようにする。
門扉やデッキ、フェンスといった住宅の外構(エクステリア)用品関連の需要も開拓していく考え。
2012年2月期の売上高は11億円で「彩木」関連は約2割を占めるが、2年後の14年2月期は20億円超の売り上げを確保し、「彩木」を約5割にまで増やす計画だ
ミノ・ネットワークは自動車用のアルミ部品を製造する美濃工業(岐阜県中津川市)の子会社。
2010年に本社を相模原市から伊那市に移し、11年夏から市内で操業を始めた
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