v11.0
- ID:
- 24097
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0420
- 見出し:
- 木製はがき発売
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120420-OYT8T00032.htm
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- 【写真】
- 記事
-
ヒノキなどの間伐材で作った木製はがき「森からの手紙」が、県西部の小田原、南足柄市のほか箱根町など8町の郵便55局で今月から販売され、森林の整備・保全につながるとして注目を集めている。
郵便局南関東支社によると、木製はがきを郵便局窓口で販売するのは全国的にも珍しいという。
このはがきは、50円はがきよりもやや大きめ(縦18センチ、横9・8センチ)で厚さは2ミリ。
表面にマキを背負っている二宮尊徳と小田原城、富士山が描かれている。
80円切手で郵送できる。
小田原東郵便局の壱岐文彦副局長が、昨年発行された小田原市広報7月1日号に掲載された「森林・林業の再生」に関する記事を読んで発案した。
同市職員が仲介役を務め、小田原地区木材業協同組合と木地師が製材と加工を、市内の福祉施設が印刷と包装をそれぞれ担当して完成させた。
同市農政課によると、市内で切り出されている間伐材は、年間約2500~3600立方メートルで、うち7、8割がそのまま捨て置かれている。
低価格の外国材の流通や後継者不足などで、森林の整備・保全が行き届かなくなっている。
そのため、地元の山林所有者や木材業者らは昨年6月に木材の有効活用を目的として、「森林・林業・木材産業再生協議会」を設立。
カマボコやロールケーキをのせる板、木のコースターなどの製品化を進めている。
同市農政課は木製はがきについて、「間伐材の活用を促進する起爆剤で地域活性化にもつながる」と期待を寄せている。
木製はがき1枚と寄せ木細工のしおりのセットで500円。
当面1000セット製作する。
問い合わせは郵便局南関東支社(045・228・2547)へ
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