v11.0
- ID:
- 23907
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0330
- 見出し:
- 養殖魚、木材にロゴと愛称
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120329-OYT8T01083.htm
- 写真:
- 【イラスト】
- 記事
-
〈愛育フィッシュ〉に〈媛(ひめ)すぎ 媛ひのき〉――。
県は、県産の養殖魚と木材の愛称・ロゴマークを考案した。
県産品をブランド化し、消費拡大につなげることが目的。
シールにして出荷する商品・製品に貼りつけたり、イベントで活用したりして消費者にアピールする。
(原典子)
県漁政課によると、愛育フィッシュは、「愛媛で愛情を込めて育てた」という意味。
ロゴは波と魚が集まってハートを形作る絵柄で、色は愛媛の代表的な農産物であるミカンをイメージさせるオレンジを採用。
状況に応じて使い分けられるよう、赤とピンク、緑と青を使ったものも用意した。
県の養殖生産額は2057億円(2009年)で全国1位。
養殖技術の進歩によって天然物に近いレベルで年中出荷できるという。
しかし、「養殖は天然物より劣るとのイメージを払拭し切れていない」(中村知事)ことに加え、県産養殖魚の代表的魚種「マダイ」「ブリ」などは、消費者の魚離れによる供給過剰で
値崩れすることもあり、消費拡大と産地間競争が課題になっている。
同課はイメージアップを狙い、新年度に予定している県産養殖魚を使った料理コンテストなどで、愛称と新ロゴを積極的に活用するとしている。
「媛すぎ 媛ひのき」のロゴは、緑の正方形の中に「HIME」、「EHIMEKENSANZAI(愛媛県産材)」と書かれ、アルファベットの一部が木の形になっている。
県林業政策課によると、県産ヒノキは生産量で全国1位、スギは10位。
ともに消費は県内で6割を占め、県外も中四国、関西が中心で、出荷量は伸び悩んでいる。
このため、県と製材業者14社は、木材の大量消費地で、割高な製品でも高品質で供給が安定していれば需要がある関東への出荷を検討。
「媛すぎ 媛ひのき」ブランドを作り、製品の安定供給を目指すことを決めた。
今後、乾燥状態や強度など日本農林規格(JAS)に達したものだけに、愛称とロゴの使
用を認めるとしている
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