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2011年- クヌギ材の家具開発へ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 23640
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0301
- 見出し:
- クヌギ材の家具開発へ
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/289499
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
日田市有田の県林業20+
件研究部は、クヌギを使った家具の開発に取り組んでいる。
重さが杉の約2・5倍で変形しやすいこともあり家具の材料には向かないとされていたが、乾燥シイタケ生産日本一の県内では榾木(ほだぎ)に使うため全国最多のクヌギが植えられており、同部は豊富なクヌギ材の新たな用途として大分らしい商品の
開発を目指している。
クヌギは、30年以上前から県内で盛んに植えられたという。
乾燥前は水に沈むほど重く強度はあるが、湿度によって形状が変化しやすいなどの欠点がある。
成長すると山中からの搬出が困難なこともあり、家具などの材料にはほとんど使われていなかった。
しかし、東南アジアなどの木材の産地で製造業が盛んになり、輸入材が手に入りにくくなったため、同部は2009年から「木材の安定供給のために」とクヌギの研究を始めた。
クヌギ材を薄くして張り合わせる集成材や、別の素材の表面に張るツキ板など、さまざまな加工法を試行。
割れや反りが起きにくい乾
燥方法の研究も重ねた。
そのまま素材に使う無垢(むく)材としては商品に不向きなことや一般流通が少ないため調達が難しいことなどが分かってきたという。
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