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2011年- 木製舟形や桃の種出土 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 23574
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0224
- 見出し:
- 木製舟形や桃の種出土 市教委、25日現地説明会
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120223ddlk25040472000c.html
- 写真:
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- 記事
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大津市教委は22日、南滋賀遺跡(同市南志賀3)から、祭祀(さいし)に使われたとみられる古墳時代後期(6世紀中ごろ~7世紀前半)の木製舟形や大量の桃の種が出土したと発表した。
同遺跡からはこれまでの調査で、渡来人が暮らしていたと考えられる大壁建物などが見つかっている。
今回の出土地点は集落の外れとみられ、市教委は「居住地のすぐ近くで祭祀(さいし)を行っていた当時の様子がうかがえる」と話している。
集合住宅建設に伴い、昨年11月末から566平方メートルを調査した。
市教委によると、建物跡はほとんど見つからず、複数の溝から木製舟形(全長約27センチ)や先端が焼かれた木製陽物(ようもつ)(同約42センチ)、大量の須恵器などが出土した。
五穀豊穣(ほうじょう)や懐妊などを願う祭事で用いら
れたとみられる。
また、溝からは桃の種が100粒以上出土。
複数の種が丸い穴に埋められた状態で見つかった地点もあり、こうした出土形態は珍しいという。
桃は不老長寿の薬と考えられ、古代から祭祀に使われてきたといい、何らかの祭事行為で埋められた可能性が高いという。
現地説明会は25日午前10時半。
問い合わせは市教委文化財保護課(077・528・2638)
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