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2011年- 木のおもちゃ贈呈 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 49737
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0216
- 見出し:
- 誕生祝い品 木のおもちゃ贈呈
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110216/CK2011021602000028.html
- 写真:
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- 記事
-
都会の子どもたちに木の温(ぬく)もりを感じてもらおうと、新宿区は新年度から、新生児の誕生祝いとして木製おもちゃを贈る。
おもちゃは、友好提携を結ぶ長野県伊那市の職人が地元産の木から手作りすることで、遠く離れた友好都市の森林保全や産業振興にも一役買う。
十五日発表した新年度予算案に
関連費約二千六百万円を計上した
木の玩具を中心に約一万点以上の収蔵品がある東京おもちゃ美術館(四谷)を運営するNPO法人「日本グッド・トイ委員会」が、伊那市の木工職人と共同開発した。
カラマツなど伊那産の木を中心に手作りしたおもちゃは九種類。
ひもを引くと首を振りながら進む犬、同じ形でもナラやクルミ、クリなど木の種
類により手触りの異なる積み木、漆塗りのままごとセットなどがある。
このうち、一種類を選んでもらう
木のおもちゃはなめても安全で香りや手触りがよく、癒やし効果もあるといわれている。
区は、祝い品に絵本購入用の図書カード(一万円相当)を贈ってきたが、NPO法人の提案を受け、変更した。
区内では年間約二千人の赤ちゃんが生まれている
区は同市の市有林の間伐に協力している。
市有林の成長で二酸化炭素(CO2)の吸収量が増えた分を、区のCO2削減分に計算する「カーボンオフセット」の取り組みだ。
中山弘子区長は「都市と地方が連携した経済的関係をつくり、区民が伊那市への親しみを深めてほしい」と話した
二カ月の男の子がいる区内の女性会社員(36)は「木のおもちゃは壊れにくいし飽きがこなくていい」と歓迎する。
同市の木工職人加藤慎一さん(44)は「注文が安定的に入るだけでなく、新宿の子どもたちの役に立てるのはうれしい」と喜んでいる。
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