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2011年- 木製「天竜橋」 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 52470
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1222
- 見出し:
- 木製「天竜橋」の土台発見 明治-昭和初期の浜松と磐田を結ぶ要衝
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20111221/CK2011122102000148.html
- 写真:
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- 記事
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磐田市教委文化財課は20日、明治から昭和初期にかけて現在の磐田市と浜松市を結んでいた木製橋「天竜橋」の、橋脚の土台部分が、旧国道1号南側約300メートルの天竜川河川敷(磐田市豊田西之島)で見つかったと発表した。
台風による出水などで河床が洗われ、露出したもよう。
同課では「遠州
地方の交通史や近代土木遺産を考える上で重要な発見」としている。
(土屋祐二)
記録によると、天竜橋は1878(明治11)年3月に完成した木製の有料橋。
1933(昭和8)年に同橋の北側に天竜川橋(旧国道橋)が架けられ、廃止されるまで、磐田(旧井通村)と浜松(旧中ノ町村)をつなぐ遠州地方の交通の要衝だった。
幅約4・2メートル、長さ約1163メートルで、自動車も渡ることが
できたという。
今回見つかったのは、東西約3・2メートル、南北約4・1メートルの範囲が厚さ3~4センチの板柵で囲われた橋脚の土台部分。
柵の内側には直径約50センチの橋脚2本が設置され、その周囲に基礎を安定させるために直径30センチほどの石を多数入れて固めている。
また、周辺には水流から橋脚を
守るためとみられるくい(直径20~30センチ)が、計28本発見された
文化財課によると、主要幹線道路に戦前などに架けられた木橋の、橋脚基礎部分が見つかるのは珍しい。
橋脚を水流から保護するように、板で基礎部分を取り囲んでいる例も、あまり知られていないという
24日、現地説明会
文化財課では24日午前9時半から、小杉達・市文化財保護審議会副会長を講師に、現地で説明会(30分程度)を開く。
説明会終了後、天竜橋の記念碑、旧東海道、池田の渡しなどを巡るミニウオークを実施する。
申し込み不要。
希望者は天竜川橋南の天竜川河川敷(磐田側)に集合する。
問い合わ
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