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2011年- 安曇野で臼やきねの製作が最盛期 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 52296
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1206
- 見出し:
- お正月準備、着々と 安曇野で臼やきねの製作が最盛期
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20111206/KT111205SJI090004000.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
安曇野市堀金烏川の小林健男さん(63)が経営する木工所で、正月用のもちつきに使う木臼やきねの製作が最盛期を迎えている。
木材調達の都合から100基余を限度に、全国の家庭などから注文を受けて販売する。
材料は、県内各地から集めた樹齢100~150年で直径50~60センチのケヤキ。
2年間自然乾燥させ、長さを切りそろえた丸太をチェーンソーで粗彫りした後、ちょうなやかんなで削って形を整える。
出来上がった臼は高さ約50センチ、餅をつく部分の深さは20センチ余で重さは約70キロ。
価格は10~1
5万円という。
この道30年余の小林さんは「木の心を大切に、それぞれが持つ年輪や風合いといった『表情』を生かしながら作るのが物作り」。
これまでに手掛けた臼は2千~3千基に上り「大事に使えば100年余り長持ちするはず」と話す
1基仕上げるのに2日ほどかかる。
10月下旬からこれまでに40~50基を作り、来年1月末まで続ける。
5日も屋外の作業場で、従業員と2人で日没まで精を出した小林さんは「『おいしい餅をつけた』との感謝の便りを励みに(理想の臼作りを)追い求めていきたい」と張り切っている
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