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2011年- 「炭の里」伝統継承 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 52235
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1129
- 見出し:
- 「炭の里」伝統継承 富山市八尾の大長谷地区に新しい窯
- 新聞名:
- 富山新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20111129201.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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富山市八尾町高野の農業、津田利雄さん(78)は28日までに、山間地の同町大長谷 地区で昭和30年代まで主産業だった炭焼き業の伝統を次世代に伝えるため、新しい炭窯 を同町田頭(たのかしら)に完成させた。
農村の生活に興味を持つ若者に技を教え、「炭
の里」としての大長谷を再度広める考えだ
大長谷地区では藩政期から炭焼き業が盛んで、戦後間もない頃は住民の8割が炭作りに 携わっていた。
津田さんも父の代から家業を受け継いで炭を焼いたが、石油やガスの普及 とともに需要が減り、25歳ごろに生産をやめた。
1960(昭和35)年ごろに炭窯も 無くなり、経験者もほとんどいなくなった。
津田さんは「昔に戻って炭焼きを始め、若い人に伝統を受け継いでほしい」と、NPO 法人大長谷村づくり協議会を通じて知り合った富山市中心部や高岡市などの若者と5月か ら窯の制作を始めた。
石やれんがを積み上げて粘土で固定し、10月上旬に高さ約1・2
メートル、幅約3・6メートルの大型の窯を完成させた
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