"2011年-昭和の流行と活気映した木工芸品展示 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    52081
    年:
    2011
    月日:
    1109
    見出し:
    昭和の流行と活気映した木工芸品展示 小田原、箱根の人形など600点
    新聞名:
    産経新聞
    元UR(アドレス):
    http://sankei.jp.msn.com/region/news/111108/kng11110811410000-n1.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    フラフープ、テニスコートの恋…。
    昭和の流行を反映した土産用の小木工芸品を紹介する展覧会が18日から、神奈川県の海老名市民ギャラリーで開かれる。
    昭和20~40年代初めに小田原・箱根地区から全国の観光地に出荷された人形などが中心。
    戦後復興期から高度経済成長期の活気を彷彿(ほ うふつ)とさせ、主催者は「芸術品ではないが多くの人が身近で見たり買ったりし、文化的価値は高い」と評価している。  この展覧会は「工芸遊楽展~小田原箱根工芸品展」。
    神奈川県の木工芸を紹介するのが目的で、木材をろくろで回転させながら刃物で削り出したこけしを中心に、県産業技術センター工芸技術所(小田原市)の収蔵品から600点を並べる。  同地区のこけしは、1本の木を削りだした東北地方のものと異なり「セットこけし」が多い。
    昭和に映画やドラマ化されて人気を呼んだ尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の主人公、貫一とお宮や、弥次喜多道中の弥次さん喜多さんなど、複数のこけしを組み合わせて物語の場面を再現した。  パンダやフラフープなど昭和の流行を反映させたものも多く、昭和34年、当時皇太子だった天皇陛下のご結婚直前に発売された「ラケット人形」は、「テニスコートの恋」をイメージした。
    アイヌの風俗や佐渡おけさといった郷土色の濃い木工品もこの地区から出荷され、社員旅行のお土産などに喜ばれたが、プ ラスチック製品が登場すると、手間のかかるろくろびきは次第に姿を消していった。 昭和34年、当時皇太子だった天皇陛下のご結婚直前に発売された木製の「ラケット人形」  「早く、たくさん作るのが小田原、箱根の職人かたぎ。
    戦後の物資不足の時代にはモノがあることで心を和ませたが、今は量産品より作り手の思いや個性が重視される。
    市場規模はかつての5分の1に縮小した」(工芸技術所)という。  同展は工芸技術所の収蔵品を調査したデザイナー団体「かながわデザイン機構」(横浜市中区)などが主催。
    豆粒サイズの小さなこけしや絵を描いたものなど、現在の同地区では制作できない木工芸品も見られる。
    入場無料で23日まで  ■小田原・箱根地区の木工芸品 豊富な木材を使い、江戸時代から寄木細工や漆器などが盛んに作られている。
    漆器と同じろくろ技術を駆使し、昭和20~30年代初めにサラダボウルを欧米に輸出。
    20~40年代初めには全国に人形や玩具を出荷し、最盛期には土産用木工品の8~9割を占めたとさ れる。
    コピー防止のため、25年に考案保護登録制度を整備。
    登録時に提出された現物など約1万2000点が県産業技術センター工芸技術所に保管されている fff:

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