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2011年- 近世の木製品 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51995
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1028
- 見出し:
- 特別展:遺跡から出土の縄文~近世の木製品、木具一堂に
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111021ddlk02040222000c.html
- 写真:
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- 記事
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ヒバ文化の原点知る
県内の遺跡から出土した縄文時代~近世の木製品、木具などを集めた特別展「北日本の木の文化史」が21日から、弘前市文京町の弘前大人文学部付属亀ケ岡文化研究センターで開かれる。
縄文の昔から利用されてきた青森県の木、ヒバ製の品を初めて一堂に並べ、ヒバ文化の原点を知る絶好の
機会になりそうだ
展示総数は約380点。
注目は、縄文前期の岩渡小谷遺跡(青森市)から出土したヒバの木組み遺構と堀棒。
弥生中期の垂柳遺跡(田舎館村)の木製農具も、当時の水田技術を伝える貴重な出土品だ
平安時代の木製品は数多く、野木遺跡(青森市)の木製ろくろ回転板は、土師(はじ)器生産の証拠。
大平遺跡(大鰐町)では、未完成の多数のわんから当時の製作技術が分かるほか、新田遺跡(青森市)の木製祭祀(さいし)具やげた、コマなど多数の生活道具からは、京都との交流や日常生活の様
子が分かる。
十三盛遺跡(五所川原市)の初公開となる残材や破片群は9割以上がヒバ製。
往時の木材加工の拠点ぶりをしのばせる。
関根達人センター長は「腐りやすい木製品が展示できるのは、保存や保管、展示技術が進んだおかげ。
林業や伝統工芸などに携わる人にもヒントになるのでは」と話す。
11月27日まで、期間中無休で入場無料
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