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2011年- 材木塀の規模判明 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51964
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1025
- 見出し:
- 材木塀の規模判明 秋田城跡で現地説明会
- 新聞名:
- 秋田魁新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20111024b
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
秋田市教育委員会は23日、同市寺内の国指定史跡・秋田城跡で第99次発掘調査の現地説明会を開いた。
城内南西部(寺内焼山地区)に四方を丸太の材木塀で囲まれた一画があることが分かり、考古学ファン約50人が興味深そうに説明に聞き入っていた。
市教委は6月末から同地区の741平方メートルを対象に調査を実施。
材木塀の存在は既に明らかになっていたが、今回の調査では塀の規模が約60メートル四方に及ぶことが分かった。
政庁以外の施設が塀に囲まれている事例は、東北の古代城柵では珍しいという。
塀の内側からは炉の跡が複数見つかったほか、鉄製品や土器、朱墨が付着したすずりなどが出土。
参加者は市教委の担当者から「この一画では鉄製品の生産や行政事務を担った可能性が高い」などと説明を受けていた。
また、発掘した土器に焼けた痕跡が残っていることも判明。
市教委は「これらの施設は、878年に蝦夷(えみし)が蜂起して秋田城を襲った『元慶(がんきょう)の乱』で焼き打ちに遭った」とみている
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