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2011年- 五木村の再建計画は何をするの |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51889
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1017
- 見出し:
- なるほドリ:五木村の再建計画は何をするの?
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20111015ddlk43070547000c.html
- 写真:
- -
- 記事
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水没予定地を農地などに 自然生かしダムによらない村振興
なるほドリ 11日に無投票で再選した五木村の和田拓也村長(64)が11月末までに村の再建計画を作るって聞いたけど、どんないきさつがあるの?
記者 少しおさらいをしましょう。
五木村は川辺川ダム計画の水没予定地として、計画が発表された1966年から45年間にわたって翻弄(ほんろう)されてきました。
ダム反対か受け入れかで揺れ続け、96年に苦渋の思いでダム本体の着工に合意しました。
村の面積の10%に相当する中心地244ヘクタール
が水没予定地だったため、水没予定地に住んでいた人たちの離村が相次ぎました。
しかし「脱ダム」を掲げる民主党政権が09年9月、八ッ場(やんば)ダム(群馬県)と共に建設中止を表明しました。
ダム建設を前提にした村づくりを目指していた五木村は「一体何だったのか」と振り回された格好です。
人口は戦後ピークだった60年の6161人から減り続け、今年8月時点で1336人になってい
ます
Q そんなに減ったの? ダム計画中止が再建計画のきっかけになったのかな
A 国の中止表明後、村は国と県に対し「40年余りも計画に振り回され、衰退した村を再建させるために補償措置を」と訴えてきました。
昨夏、国と県、村の3者協議が始まり、今年6月、県が村に約50億円を財政支援し、国は買収済みの水没予定地を村の意向に沿って活用することで合意しました。
和田村長が村長選にあたり公約に掲げたのが「五木村再建再生計画」です。
ダムによらない振興策で、村民所得向上と人口減食い止めの最後のチャンスといわれています
Q 具体的にどんなことをするの?
A 水没予定地にシイタケ生産団地や親水公園、地域古来のソバを栽培する農地、多目的運動公園などを作る構想が再建計画に盛り込まれる見込みです。
また、現在17万人の年間観光客数を4年後までに30万人に増やす計画や、基幹産業の林業振興、若者の定住促進、交通利便向上のための
施策も打ち出されます。
県からの50億円が財源の一部になっていくのでしょう。
Q それで村は元気になるの?
A 具体的な施策をどこまで実行できるかに懸かっています。
近年、過疎化に悩まされているのはどこの地方も同じで、人口減少を食い止めるのは容易ではありません
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