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2011年- 積み木1万個を被災地 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51854
- 年:
- 2011
- 月日:
- 1013
- 見出し:
- 積み木1万個を被災地へ 西和賀の大工、製作に励む
- 新聞名:
- 岩手日報
- 元UR(アドレス):
- http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111012_11
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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西和賀町川尻の大工・子野日(ねのひ)範男さん(69)は、沿岸部の子ども向けに1万個の積み木製作を進めている。
震災後の心のケアを図るワークショップ用で、積み木を手掛けるのは初めての経験だ。
子野日さんは、震災で町内に避難していた気仙大工との交流が大きな思い出となっており「沿岸との
縁を大切に、一つ一つ丁寧に仕上げたい」と誓う。
積み木によるワークショップは、東京の非政府組織(NGO)オイスカの事業。
被災地の間伐材を使おうと町森林組合に注文があった。
子野日さんは、同組合が供給する杉の間伐材を一辺約3センチのさいころ形をはじめ台形、長方形に仕上げる役割だ
慣れない作業は、間伐材の節や割れを除いた上で面取り、やすりがけなど予想以上に手間が掛かる。
だが、地元の大工仲間2人の応援もあり、着々と仕上がってきた。
完成品の引き渡し予定は15日。
子野日さんは「沿岸部との縁を強く感じる。
被災地の将来を担う子どもの笑顔のため、少しでも積み木が役立ってほしい」と願う
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