"
2011年- 田辺木材組合「少しでも公費節約」 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 51701
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0929
- 見出し:
- 田辺木材組合「少しでも公費節約」
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110928-OYT8T00007.htm
- 写真:
- -
- 記事
-
台風12号で大量に流出し、川や海岸、港を埋めている大量の流木の処理に乗り出した田辺木材協同組合。
林業の盛んな「木の国」で生計を営んできた製材業者らは、「少しでも公費の節約につなげ、復旧を必要とする他の分野に充てられるようにしたい」と、得意分野を生かして、古里の復旧に貢献する姿
勢を示す。
(上野綾香)
同組合の井硲(いさこ)啓次副理事(63)は、土砂崩れダム下流の同市熊野(いや)地区などを回り、「見慣れた景色が一変してしまった」と、道路や川にあふれた流木、倒木に驚いた。
住民が「せっかくいい山に育っていたのに。
ご先祖の木がごそっとなくなってしまった」と嘆く声も耳にした。
組合内で流木の活用を提案すると、ほかの業者も賛同し、「必要なら車を出そうか」「なんか協力できることがあれば言ってくれ」と協力を申し出てくれたという。
業者の中には、間伐材をチップ化するために、形状が異なる木を裁断できる機械を持っており、様々な長さ、太さの流木も瞬時に5センチ角のチップ
に加工できる。
また、外材を取り扱う業者でつくる田辺港輸入木材協同組合では、木材の樹皮を肥料にする工場で流木の樹皮や小枝、葉を肥料化し、梅農家などに卸す案も出ている。
井硲副理事は「流木を放置すれば、二次災害の恐れもある。
自分たちができることで、復興の力になれれば」と話している
fff: