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ID:
佐伯代表は、特養ホーム「あやめ荘」の建築材には96%県産材を使用したほか、「高い技能を持つ地元の大工や職人に参加してもらうため、木造の伝統的な在来軸組工法で建設した」と説明した 51660
年:
2011
月日:
0926
見出し:
特集:「国際森林年」と東日本大震災 復興に木材活用しよう
新聞名:
毎日新聞
元UR(アドレス):
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110924ddm010040037000c.html
写真:
-
記事
「国際森林年」と東日本大震災について、林野庁の皆川芳嗣長官に聞いた。
【聞き手・小野博宣】 --国際森林年が始まり、9カ月が経過しました。
改めてその意義を教えてください ◆この半年は、東日本大震災に全力で対応してきました。
復興は緒についたばかりですが、国際森林年の活動も本格化させなければなりません。
国際森林年は、国民の方々に森林の持つ価値、役割をご理解いただくということですし、皆さんにも具体的なアクションをお願いしたいと思います --今後の取り組みについて教えてください ◆植えた木を育て、育った木を切って、また植えて次の世代につないでいかないといけません。
木材は森の恵みであり、光合成を重ねてきたCO2(二酸化炭素)の貴重な固まりです。
それを大事に使いたい。
木材を使っていただく運動は、森を大事にするということです。
木造の建築物の価値をもう一度考えて いくため、建築士の皆さんにも参加していただく会議を計画しています。
森が循環して持続していくためには、木材を利用することが大事です。
使っていくことで初めて循環が成立するということを訴えたい --この夏は「木のうちわ大作戦」を展開されたとか ◆はい。
間伐材で作ったうちわを私も使っています。
暑い時期を間伐材のうちわで乗り切ろうと、国会議員や職員の皆さんに「うちわを買いませんか」とお願いしました。 --木材が代替エネルギーになる可能性はありますか ◆木質バイオマスエネルギーの良いところは、カーボンニュートラル(燃やしてCO2が放出されても、その分植林すれば大気中のCO2量は増加しない)ですよね もうひとつはその地域にお金として還元できるということです。
雇用を地域で創出するなど内需主導型にもなると思います。
さらに良いことには分散型のエネルギーになるということです。
一極集中型でそこがダメになったら、すべてが動かなくなるというものではありません 私が考えているのは、農業との連携です。
ハウスを加温するために、木質のバイオマスを使うということは農業と林業の連携ですし、地域の中でお金が動きます。
また、林業と水産業の連携もできます。
沿岸地域に、木質のバイオマス発電とか、電気と熱を併給できるシステムを作ります。
熱を利用するという ことは、冷房も氷もできるということです --具体的な支援は ◆東北各地には、木材の集積地があります。
後背地の森林地帯を含めてバイオマスの利活用、さらに林農・林水連携ができるかどうかを調査しています。
調査は極力急いでやって、具体的なプランにまとめたいと思っています。
また、本格復興の時に、単に原状復旧ではなくて、もっとまちづくりのレベルから 変えなければという議論もあります。
その場合、一部の森林を住宅地にするかもしれませんし、逆に海岸近くで農地として利用していたところを、海岸林にしないといけないかもしれません そうした土地利用のグランドデザインも縦割りではなく、一括で調整できるような仕組みを、林野庁や国土交通省の担当で一緒になって作っていかないといけない。
さらに住宅復興でも木造にしていただきたいと思っています ◇ 木のうちわに関する問い合わせ先は、もくもくハウス(0225・69・2341)▽ハートツリー(03・6268・8328)▽エコアス馬路村(0887・44・2535) fff:
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