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2011年- 地産地消 製造工場が完成 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51512
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0907
- 見出し:
- 冬の燃料、地産地消 製造工場が完成
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110906ddlk28040376000c.html
- 写真:
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- 記事
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北但東部森林組合(豊岡市、稲葉修吾組合長)が豊岡市出石町奥小野に建設していた木質ペレット製造工場が完成し、操業を始めた。
燃料にするために間伐材を固めた木質ペレットを製造し、市が小中学校などに普及を促進しているペレットストーブで使用する。
冬の燃料を市内で自給する「エネルギーの地産地消」の面から注目されている。
工場は約4740平方メートルの敷地に製造棟、原料の保管場所、ペレット保管庫、事務所棟の4棟がある。
市内の山林から集めた間伐材を破砕し、乾燥、成形してペレットを造る。
1時間1トン生産可能で、年間生産量は1500トン。
総事業費は3億7700万円。
組合が設立した子会社「豊岡ペレット」が運営する。
工場は間伐材を有効活用することで、石油などの化石燃料使用による二酸化炭素排出を抑えるとともに、林業を活性化して山林の保全にもつなげる。
市は昨年度までにペレットストーブ132台を小中学校や公共施設に設置、ペレットボイラーを市営温泉施設2カ所に導入。
燃料のペレットは工場が稼働するまで、岡山県の業者から買っていた。
市は東日本大震災で日本のエネルギー自給体制が問題となったことを受け、取り組みを加速化。
最終的に計362台設置するペレットストーブの導入完了を「15年度まで」とした当初目標を「13年度まで」に2年前倒しする。
これに基づき今年度の設置数も60台から142台に増やす。
2日開会した市議会に追加82台分の補正予算を提案した。
市民のペレットストーブ購入費を半額援助する補助制度も提案した
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