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2011年- 静岡の日本法人模索 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51476
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0901
- 見出し:
- 木くずからエコ発電、国内でも 静岡の日本法人模索
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/eco/TKY201108300508.html
- 写真:
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- 記事
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木製玩具の世界的ブランド「プラントイ」(本社・バンコク)の日本法人、プラントイジャパン(静岡市葵区、前畑謙次社長)が、タイで研究が進む木質バイオマス発電を国内にも広めようと模索している。
排ガスを出さない最新の発電プラント(装置)を使ったもので、前畑社長は「環境保全や森林保護にも寄与で
きる」と話す
最新プラントの特徴は、従来型の発電では避けられなかった二酸化炭素の排出がないこと。
木くずなどを燃やしてエネルギーにする原理に変わりはないが、全工程が密閉された空間で行われるため、ガスや汚水などが外へ放出されずにすむ
おもちゃの製造過程で出た木くずなど1日約120トンの木材から5千キロワット、約2千世帯分の電力を生み出すことができ、装置内に残った炭も、有機肥料や蒸気ボイラーの燃料として再利用できるという。
同社ではゴムの木の廃材のみを資材とし、化学薬品は一切使わないなど、もともと環境に優しい玩具作りを理念に掲げていた。
木質バイオマス発電も数年前から工場内で行っていたが、今夏、一般の発電事業への参入も決めた。
自社開発した装置の試行にめどがついたためで、タイ政府と5年間の電力売
買契約を結び、日本への事業拡大も目指すことになったという。
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