"
2011年- 山中漆器の木地で塔 組合がオブジェ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 51453
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0830
- 見出し:
- 山中漆器の木地で塔 組合がオブジェ
- 新聞名:
- 富山新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110830102.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
加賀市の山中木製漆器協同組合青年部が、漆器制作途中の木地「荒挽(あらび)き材」 を使ったオブジェを制作している。
椀(わん)状の荒挽き材400個を組み合わせたタワ ー状で、職人の技術の高さをアピールする。
青年部は東京ビッグサイトで9月6日から行
われるギフトショーで披露し、山中漆器の特徴であるろくろ技術を国内外に発信する
制作中のオブジェに使用した椀状の荒挽き材は直径約10センチ。
木地を保存、乾燥さ せる際の「輪積み」と呼ばれる円柱形に積み上げ、完成時には直径約90センチ、高さ約 3メートルになる。
途中に漆を塗った木地をらせん状に挟み込んでおり、漆器が出来上が
るまでの工程も目で確認できるようにした。
青年部によると、ろくろで大量の木材を同じ形に挽くには、豊富な経験が必要だと言わ れる。
均一でない形の木地を輪積みするとズレが生じるが、制作中のオブジェは傾いたり することなく積み上げられており、木地挽き職人の細やかな技術が一目で分かる仕上がり となっている。
fff: