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2011年- 家具をお手入れ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51048
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0720
- 見出し:
- お気に入りの家具をお手入れ 環境に優しい生活に!
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/housing/ikea/TKY201107190273.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
原材料の調達や材料を無駄にしない商品企画、そして商品をフラットパック輸送することなどで、資源エネルギーコストを低減し、サステナブルな社会を実現しようとしているイケアですが、商品を購入していただいた皆様にも、家具を長く大切に使っていただき、資源を無駄にしない、環境にやさしい生活を過ごして
いただきたいと思っています
”環境に優しい生活”といっても大げさに考える必要はありません。
気に入った家具を大切に長く使うことでも、資源の無駄使いを防ぐことが出来ます。
そこで、今回は、家具のお手入れ方法や簡単な補修、アートフレームの掛け方とできてしまった穴の修復方法を伝授します。
是非試してくださいね
◆椅子のがたつきを補修する。
4本脚の椅子は床に置いたとき、がたつく場合があります。
こんなときは、脚を薄く削り取って高さを調整します。
長いと思われる脚の下に平らなあて木をし、あて木の表面に沿ってノコギリを引きます。
つまり、ノコギリの厚み分だけ脚を削り取るというわけ。
1脚を削り終えたら、一度試しに座ってみましょう。
それでも
まだ、がたついている場合は、削った脚の対角線上にある脚を削ってみるといいでしょう。
◆木材家具の表面加工
オーク材やバーチ材など、表面に色塗装を施していないイケアの商品は、木の持つ暖かい質感が人気ですが、表面だけでなく内部も保護する塗布材(BEHANDLA 木製品用トリートメントオイル)を塗り込めば、家具をより長持ちさせることが出来ます
塗り方は簡単。
ウエス(機械類の油を拭き取ったり、汚れ・不純物などを拭き取ってきれいにするために用いる布)に適量とって、表面に軽く塗り込みます。
中まで浸透させるように、ゆっくりと薄くまんべんなく塗ってください。
15分ほどして乾いたら、また同じように繰り返します。
これを3回。
木の表面が滑らかにな
り、独特の光沢が出てきます
◆床の傷の補修
床にうっかり物を落として出来た傷には、ホームセンターなどで販売しているフローリングの補修剤を使います。
まず、傷の周辺をスチールウールなどで軽くならして滑らかにします。
そして傷に補修剤を充填しますが、ここで、大事なのは色合わせ。
写真のベージュの床の場合、白をベースに茶色を少し混ぜます
使わなくなったスプーンに少量を入れ、下からライターの炎で炙ると溶け出します。
このとき、色の調整をしますが、濃い色(この場合茶色)は少なめにするのがコツ。
ゆっくりと色を作っていきましょう。
完全に溶けて混ぜ合ったら、傷に流し込みます。
周囲より盛り上がるぐらいがいいでしょう。
補修材が冷えて完全に固まったら、スチールウール(鉄製のやわらかい金属繊維)で盛り上がった部分を削り取ります。
すると、傷がほとんど見えなくなります
◆壁に打ったピンの穴を補修する。
アートフレームなどを壁に飾る場合、引っかけるピンを打つ必要があります。
フレームの位置を変えたいと思ったとき、どうしてもピンを打ったあとの小さな穴が見えてしまいますが、これも補修は簡単!壁紙のはがれや隙間の補修に使うジョイントコークを穴に充填すれば、目立ちにくくなります
重量のあるものを引っかける場合、ピンではなく木ネジを使用しますが、このときにもとっておきの方法があります。
まず、壁のクロスを小さくコの字に切り、下地を露出させて、木ネジを取り付けます。
使わなくなったら、木ネジをはずし、出来た穴にジョイントコークを充填、クロスを元通りに貼れば、もとに戻ります
少しの努力が、大きな成果に。
今日ご紹介したアイデアをお友達にも是非教えてあげてください
最後に、イケアで販売しているサステナブル関連商品をご紹介しましょう。
右手に持っているのは、「SPARSAM 省エネ電球」。
白熱電球に比べ消費電力が少なく、約10倍長持ちします。
左手にあるのが、太陽光を電力に変換するソーラーパネルを使っている、「SUNNAN テーブルランプ」。
電気代がかから
ないうえ、ケーブルや電源プラグの必要もありません。
後ろにあるのは、「STUVA 収納システム」です。
木製フレームの内側にハチの巣状に加工した再生紙を詰めて作られていて、かつて1本の木から13個しか作れませんでしたが、今では23個も作れるようになりました。
こういった、環境に優しい商品を選んで
いただくことも、サステナブル社会への実現に向けての第一歩になります
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