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2011年- 割り鉛筆 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 力を呼びかけることにしています
51033
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0719
- 見出し:
- 「割り鉛筆」最優秀
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001107180002
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- 【写真】
- 記事
-
「吉野材の道具」デザインコンペ
県が主催する、「吉野材」を使った「暮らしの道具」デザインコンペで、東京都のプロダクトデザイナー、吉富寛基さん(30)の「割り鉛筆」が最優秀賞に選ばれた。
割り箸のように割って使うアイデアだ
木目が密で美しい吉野杉や吉野檜(ひのき)の優れた特徴を生かした商品を開発し、需要開拓に結びつけたいと、県が昨年秋に初めて作品を募集。
全国から219点が寄せられた。
3月の予定だった最終審査会は東日本大震災の影響で延期され、今月13日、東京都港区虎ノ門の「森カフェ」で開かれた
最終審査会では、15点の製作者が3分ずつプレゼンを行い、日経デザイン編集長の下川一哉さんら審査員7人が「現代生活へのマッチ」「奈良県の精神性」など5項目で評価した
「割り鉛筆」は杉製の鉛筆5、6本が1組になり、吉野特産の割り箸のように手で割って使う。
吉富さんは「割り箸という日本文化と、慣れ親しんだ鉛筆という道具同士を組み合わせ、『良き道具』とは何かを振り返るきっかけにしたい」と考え、吉野町の木工工房で製作したという
「多くの人が手にするという商品化を意識した。
マイ箸や樹脂製の箸が『エコの箸』と言われているが、日本の林業と結びついた国産割り箸こそがエコの箸と思っている」と話した
優秀賞は全部で4点。
東京都の大塚聡さんと三浦寛滋さんの「そよそよと風に揺らぐ一輪挿し」は、重心を低くし、底を曲面にして風でゆらゆら揺れる仕組み。
ほかは、千葉県の斎藤信吾さんの「木目を生かした皿」、滋賀県の南政宏さんの「吉野杉のランチョンボード」、福岡県の平瀬祐子さんの「折りたた
み式のスツール」
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