"
2011年-木材活用目して市が再生協議会 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 木を使うことは、森を循環させ山々を育てる。
日本を代表するトップメーカー、カリモクは、「HARU」を通し、先陣を切って日本の林業を応援するとともに、日本の森を守る手だてを、家具業界や消費者に問いかけている
51009
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0714
- 見出し:
- 森と林業守れ、木材活用目して市が再生協議会
- 新聞名:
- カナロコ
- 元UR(アドレス):
- http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107130021/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
森の荒廃に歯止めをかけようと、小田原市は「おだわら森林・林業54 件・木材産業再生協議会」(会長・木平勇吉東京農工大学名誉教授)を6月に設置して対策の検討を始めた。
名産となっている、かまぼこの板への地場産木材の活用などを目指していく
市内の森林面積は約4千ヘクタールに及んでいる。
このうち約7割が植林で、枝打ちや間伐などの整備が必要とされる。
管理が行き届かずに放置された森林も目立っている。
主な原因としては、安価な外国産木材の輸入や、森林所有者の高齢化・担い手不足が挙げられている。
市は毎年50~60ヘクタールの整備を実施しているが、改善に至っていないのが実情だ
森林の保全・整備は、低迷する林業の活性化だけでなく、ゲリラ豪雨時の山崩れや土壌浸食の防止や、二酸化炭素の吸収源として地球温暖化防止への貢献も期待できる。
農林水産省は2009年度に、現行二十数%の木材自給率を「10年後に50%以上に引き上げる」などを盛り込んだ「森林・林業54 件再生プラン」を策定。
こうした状況を受けて、市は県、学識経験者、地元の林業関係者からなる協議会を設置した。
市農政課によると、協議会では里山の保全から木材加工・流通まで一連のサイクルを対象にして全体の再構築を目指す
具体的には、地場産木材のブランド化やかまぼこ板の試作、石垣山一夜城歴史公園整備など公共施設での利用促進。
「木質エネルギー」の技術的検証や木工教室の普及などの「木育」支援も検討する。
市は協議会を年度内に数回開催するなどして検討結果を取りまとめる予定
fff: