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2011年-木製バイク |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 49440
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0113
- 見出し:
- 柔らかさ自転車練習に生かして デザイナーが木製バイク
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201101120458.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
三輪車のようだが、どこか違う。
ペダルがない。
ブレーキもない。
それが、木製キックバイク「ゼロワン」だ
幼児向けの二輪玩具で、地面を足で蹴り、バランスをとりながら走らせる。
北欧やドイツでは自転車に乗る練習をするとき、補助輪付き自転車の代わりに使われるという。
「ゼロワン」は全長85センチ、重さ4.2キロ。
丈夫で粘りのあるブナ合板を材料にしている。
伝統的な「曲げ木」の技法を使った丸みを帯びたデザインが特徴だ
製作した「ワークス・ギルド・ジャパン」(秋田市)のデザイナー、大野英憲さん(39)は「触ったときの柔らかな質感を体感しつつ、長く受け継いでほしい」と話す。
傷んだパーツを交換できるように、デザインは変更しないことにしている。
大野さんが知り合いからキックバイクのことを聞き、秋田らしさを加えた製品にできないかと考えたのが3年前。
曲げ木の微妙なバランスを調整するため、完成まで1年半かかった。
2009年8月の発売後、約200台を売った。
価格は3万8千円(税込み)。
「1万5千円ならもっと売れるのに」とも言われるが、「良いものをつくったほうが、類似品が生まれない」と大野さん。
ヨーロッパの展示会に出品した際は、「美しい」と評価を得たという。
今後は、海外販売も視野に入れている
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